県民の健康を守るための試験検査や調査研究をしています。

兵庫県立健康科学研究所

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2007年度 兵庫県立健康環境科学研究センター講演会を行いました

2007年度 兵庫県立健康環境科学研究センター講演会を行いました

2007年度 兵庫県立健康環境科学研究センター講演会を行いました

特別講演
「地球温暖化と感染症 ~いま、何がわかっているのか?~」国立感染症研究所 ウィルス第一部 部長 倉根 一郎 先生

一般講演
「兵庫県におけるノロウィルス集団感染の発生」兵庫県立健康環境科学研究センター 感染症部 研究主幹 近平 雅嗣

1972年に米国の学童で始めて発見されたノロウイルスについて、研究センターでも1984年に電子顕微鏡を導入して、下痢症患児を対象に調査を開始した。その後、生カキによる食中毒患者、小中学校での集団風邪、老人ホームなどの入所者へと調査対象を拡げる中で患者数も年々増加し、2006年度の爆発的流行となった。この間に新たな検査や解析法が導入されたことで、ノロウイルスに対する知見も蓄積されつつあるので、当センターでの調査研究成果をもとに、ノロウイルスの感染実態について紹介した。

「暑さの原因と兵庫県での取り組み -地球温暖化とヒートアイランドの観点から- 」兵庫県立健康環境科学研究センター 大気環境部 主任研究員 藍川 昌秀

「暑さ」の原因について、2つの視点(地球温暖化とヒートアイランド現象)から、その原因と対策へ向けた兵庫県の取り組みを紹介した。特に、ヒートアイランド対策については、兵庫県が平成17年度から新たに取り組みを開始した事業であり、近年の、特に都市域を中心とした酷暑とそれに対する少しでも環境に優しい、われわれ個人ができる取り組みについて説明した。

「化学物質のモニタリング-兵庫県民の安全と安心のために-」兵庫県立健康環境科学研究センター 安全科学部 部長 中野 武

有害な微量汚染物質の環境影響についての関心が世界的に高まっている。新規有害化学物質の出現、廃棄物の不法投棄など,迅速な対応が迫られる課題が山積する中、PCB、農薬などの有害化学物質による環境汚染未然防止策を行政に提言し、県民生活の安全と安心の一層の確保をめざしてきた。汚染の未然防止の事例を、化学物質のモニタリングという観点から報告した。