| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成14年) |
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平成14年2月7日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
第5週(1月28日〜2月3日)コメント
全数把握感染症(県内)
1類感染症:報告はありません
2類感染症:細菌性赤痢 1名(神戸市)
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 1名(姫路市)
4類感染症:急性ウイルス性肝炎 1名(明石健康福祉事務所管内)
インフルエンザ情報(県内)
県の記者発表資料「学級閉鎖等に係るインフルエンザ疾患の発生状況について」によりますと、第4週は県内の学級閉鎖等の数が先週の16→
22校(園)と急増しました。詳細は兵庫県立衛生研究所ホームページhttp://www.iph.pref.hyogo.jp/の感染症情報をご覧下さい。発生動向調査においても第5週に入って全県の定点当たり患者数は8.57人となり上位2位の疾病となっています。インフルエンザウイルスは、県立衛生研究所検査分ではA香港型11例、Aソ連型14例、B型1例が検出されています。
また、国の感染症情報センターホームページによりますと、栃木、群馬、埼玉、愛知、山口、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島の11県でインフルエンザの警報が、千葉、神奈川、岐阜、静岡、三重、大阪、鳥取、広島、愛媛、高知、佐賀の11県で注意報が発令されています。(警報・注意報は第4週現在の情報に基づいています。発令基準によりますと第5週では兵庫県も警報発令となる予定です。)
定点把握感染症等の概況(県内)
伝染性紅斑の患者数は先週より減少しましたが、昨年から引き続き平成9〜10年と似た傾向を示しており、まだしばらく患者数が多い状態が続く可能性があります。マイコプラズマ肺炎は、過去2年に比べ患者数が多くなっています。
定点当り患者数の上位10位の疾病(県内第5週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
|
疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
|
1位 |
感染性胃腸炎 |
10.77 |
9.89 |
+0.88 |
6位 |
突発性発疹 |
0.95 |
0.98 |
-0.03 |
|
2位 |
インフルエンザ |
8.57 |
4.31 |
+4.26 |
7位 |
伝染性紅斑 |
0.45 |
0.84 |
-0.39 |
|
3位 |
水痘 |
2.51 |
3.16 |
-0.65 |
8位 |
流行性角結膜炎 |
0.44 |
0.64 |
-0.20 |
|
4位 |
流行性耳下腺炎 |
1.37 |
0.88 |
+0.49 |
9位 |
マイコプラズマ肺炎 |
0.23 |
0.23 |
±0.00 |
|
5位 |
A群溶レン菌咽頭炎 |
1.07 |
1.05 |
+0.02 |
10位 |
手足口病 |
0.05 |
0.10 |
-0.05 |
インフルエンザは前週にくらべ定点当たり患者数は2倍以上に増加している。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は2週連続で定点当たり報告数が増加した。感染性胃腸炎の定点当たり報告数はほぼ横ばいであり、水痘、流行性耳下腺炎は前週と比較して減少した。
(例年との比較については)インフルエンザは九州地方を中心に流行が広がりつつある。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は過去5年間の同時期と比較して定点当たり報告数がやや多くなっている。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2001年第19週より、ここ10年間で最大の定点当たり報告数が持続しており、2002年も年初より報告数が多くなっている。
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1月コメント
月報は性感染症と薬剤耐性菌感染症が対象疾患となっています。性感染症では性器クラミジア感染症の患者数は年々多くなる傾向が見られ、平成13年に引き続き患者数が多くなっています。薬剤耐性菌感染症では、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症の患者数は平成11年に比べて平成12年以降は多い状態が続いています。ペニシリン耐性肺炎球菌感染症の患者数は平成13年に入って急増しましたが、8月からは平成12年のレベルに戻っています。
月報対象疾患の動向(兵庫県、上段:患者数、下段:定点あたり患者数)
|
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6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
|
性器クラミジア感染症 |
123 |
89 |
110 |
143 |
119 |
116 |
103 |
101 |
|
2.67 |
1.93 |
2.39 |
3.11 |
2.59 |
2.52 |
2.34 |
2.20 |
|
|
性器ヘルペスウイルス感染症 |
33 |
31 |
24 |
28 |
33 |
28 |
17 |
25 |
|
0.72 |
0.67 |
0.52 |
0.61 |
0.72 |
0.61 |
0.39 |
0.54 |
|
|
尖形コンジローム |
5 |
11 |
12 |
14 |
11 |
9 |
9 |
15 |
|
0.11 |
0.24 |
0.26 |
0.30 |
0.24 |
0.20 |
0.20 |
0.33 |
|
|
淋菌感染症 |
61 |
38 |
72 |
69 |
65 |
41 |
53 |
42 |
|
1.33 |
0.83 |
1.57 |
1.50 |
1.41 |
0.89 |
1.20 |
0.91 |
|
|
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 |
42 |
49 |
50 |
46 |
41 |
40 |
50 |
37 |
|
3.00 |
3.50 |
3.57 |
3.29 |
2.93 |
2.86 |
3.57 |
3.08 |
|
|
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 |
49 |
27 |
10 |
3 |
16 |
4 |
24 |
7 |
|
3.50 |
1.93 |
0.71 |
0.21 |
1.14 |
0.29 |
1.71 |
0.58 |
|
|
薬剤耐性緑膿菌感染症 |
1 |
0 |
3 |
1 |
1 |
2 |
1 |
1 |
|
0.07 |
0.00 |
0.21 |
0.07 |
0.07 |
0.14 |
0.07 |
0.08 |
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この週報は兵庫県立衛生研究所ホームページhttp://www.iph.pref.hyogo.jp/にも掲載しています。