| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成14年) |
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平成14年7月25日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
第29週(7月15日〜7月21日)コメント
全数把握感染症(県内)
1類感染症:報告はありません
2類感染症:報告はありません
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 5名
(西宮市 1名, 佐用健康福祉事務所管内 1名,
神戸市 3名)
4類感染症:急性ウィルス性肝炎 2名(西宮市 1名,
神戸市 1名)
定点把握感染症等の概況(県内)
無菌性髄膜炎の定点当たり患者数は今週増加し25週に次ぐ患者数となりました。県立健康環境科学研究センターでは、無菌性髄膜炎患者からエコーウイルス13型を分離しています。この型は昨年の秋に福島県で検出されてから、いくつかの自治体から検出されていますが、国内では1980年に1例検出されて以来という非常に稀な型です。成人も含めて抗体を持たないことが考えられ、今後流行が拡大するおそれがあります。全国的にも患者数が例年同時期の約3倍と報告されています。
腸管出血性大腸菌感染症の患者数は今週増加しました。多発がひとまずおさまっていますが、これから患者数の多くなる季節です。十分な注意が必要です。ヘルパンギーナ、手足口病は今週も患者数がやや増加しましたが、時期的にそろそろ流行のピークと思われます。別名プール熱と呼ばれる咽頭結膜熱もこれからが流行シーズンです。
定点当り患者数の上位10位の疾病(県内第29週)
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疾病名 |
定点当た り患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
ヘルパンギーナ |
4.02 |
3.8 |
+0.22 |
6位 |
突発性発疹 |
0.95 |
0.84 |
+0.11 |
|
2位 |
感染性胃腸炎 |
3.58 |
3.8 |
−0.22 |
7位 |
無菌性髄膜炎 |
0.69 |
0.31 |
+0.38 |
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3位 |
手足口病 |
2.77 |
2.67 |
+0.10 |
8位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.66 |
0.66 |
±0.00 |
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4位 |
流行性耳下腺炎 |
1.47 |
1.53 |
−0.06 |
9位 |
伝染性紅斑 |
0.52 |
0.52 |
±0.00 |
|
5位 |
水痘 |
1.23 |
2.47 |
−1.24 |
10位 |
流行性角結膜炎 |
0.44 |
1.06 |
−0.62 |
定点把握感染症等全国の概況(第27週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
感染性胃腸炎は夏から秋にかけての少ない時期ではあるが、過去5年間の同時期と比べて定点当たり報告数がかなり多い。無菌性髄膜炎の定点当たり報告数は今週ピークを折り返したが依然として多い。伝染性紅斑は今週急な増加を見せ、過去5年間の同時期と比べて報告数がやや多くなった。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数も、過去5年間の同時期と比べてやや多くなっている。他の疾患の定点当たり報告数は、過去5年間の同時期と比べて特別多くなってはいないが、ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加を続けている。咽頭結膜熱と手足口病の定点当たり報告数は引き続き例年と同様、夏の増加を続けている。水痘の定点当たり報告数は減少している。インフルエンザの定点当たり報告数は順調に減少している。流行性耳下腺炎と流行性角結膜炎は全体の定点当たり報告数に大きな変化はない。風疹の定点当たり報告数は全体としては例年より低い水準を保っている。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-rj.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます。