兵庫県感染症発生動向調査週報(平成13年)

平成13年1月18日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。

2週(1月8日〜1月14日)コメント

全数把握感染症(県内)

1類感染症:報告はありません

2類感染症:細菌性赤痢 2名(西宮市2名)

3類感染症:報告はありません

4類感染症:アメーバ赤痢 1名(西宮市)

インフルエンザ情報(県内)

 1月17日県内の幼稚園で休園が出ました。県内の幼稚園・学校におけるインフルエンザによる学級・学年閉鎖及び休校・休園では今シーズン初の例です。また、姫路市の医療機関を受診した3歳の女児(1月11日採取)からAソ連型のインフルエンザウイルスが分離されました(県立衛生研究所)。近畿地方では神戸市と大阪府でA香港型が分離されていますがソ連型の分離は今シーズン初めてです。第2週における定点あたりの患者数はまだ少ないですが流行の兆しが出てきました。

その他の定点把握感染症(県内)

感染性胃腸炎水痘A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は今から梅雨ごろまで流行が続きます。流行性耳下腺炎が流行の兆しを見せています。今後の動向に注意したいと思います。

定点当り患者数の上位10位の疾病(県内第2週)

 

疾病名

定点当り患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当り患者数

先週

先週からの増減

1位

感染性胃腸炎

7.99

4.94

+3.09

6位

流行性角結膜炎

0.71

0.54

+0.17

2位

水痘

3.01

2.94

+0.07

7位

インフルエンザ

0.44

0.22

+0.22

3位

流行性耳下腺炎

1.34

0.79

+0.55

8位

手足口病

0.15

0.12

+0.03

4位

突発性発疹

0.93

0.46

+0.47

9位

マイコプラズマ肺炎

0.14

0.00

+0.14

5位

A群溶レン菌咽頭炎

0.72

0.36

+0.36

10位

伝染性紅斑

0.13

0.10

+0.03

定点把握感染症等全国の概況(第51・52週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用

*** 第51週分に関してのコメント ***
   A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者数は前週より減少している。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は前週に比べわずかに増加し、冬季の流行としては過去10年間で最大となっている。流行性角結膜炎の定点当たり報告数は前週より減少した。水痘の定点当たり報告数は増加傾向にある。インフルエンザの報告数は全国的にまだ少ないが、緩やかな増加傾向を示している。
  (例年との比較については)水痘の定点当たり報告数が例年に比べかなり多くなっている。咽頭結膜熱は冬季としては例年になく定点当たり報告数が多くなっている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は例年の同時期に比べやや多くなっている。麻疹は例年の同時期と比べ定点当たり報告数がかなり多くなっている。感染性胃腸炎は引き続き患者数が増加しており、過去10年間で最大の流行となった1999年に次ぐ定点当たり報告数となっている。インフルエンザの活動性はまだ低く、全国平均で定点当たり報告数0.32となっている。

目で見る動向(県内)

この週報は兵庫県立衛生研究所ホームページhttp://www.iph.pref.hyogo.jp/にも掲載しています。

また、http://idsc.nih.go.jp/から国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます。