兵庫県感染症発生動向調査週報(平成13年)

平成13年1月11日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。

1週(1月1日〜1月7日)コメント

全数把握感染症(県内)

1類感染症:報告はありません

2類感染症:報告はありません

3類感染症:報告はありません

4類感染症:報告はありません

定点把握感染症(県内)

学校の冬休み、年末年始の医療機関休診の影響等で例年この時期の報告数は少なくなります。したがって先週に引き続き今週も報告数は少なめです。なかでも感染性胃腸炎の患者数は先週の約1/3に減少しました。水痘流行性耳下腺炎流行性角結膜炎伝染性紅斑はむしろ患者数が増加しました。インフルエンザはまだ患者数は少ないですが、流行が始まると急速にひろがりますので注意が必要です。

定点当り患者数の上位10位の疾病(県内第1週)

 

疾病名

定点当り患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当り患者数

先週

先週からの増減

1位

感染性胃腸炎

5.05

14.88

-9.83

6位

A群溶レン菌咽頭炎

0.37

0.82

-0.45

2位

水痘

3.01

2.49

+0.52

7位

インフルエンザ

0.22

0.28

-0.06

3位

流行性耳下腺炎

0.79

0.76

+0.03

8位

手足口病

0.11

0.28

-0.17

4位

流行性角結膜炎

0.56

0.49

+0.07

9位

伝染性紅斑

0.10

0.09

+0.01

5位

突発性発疹

0.46

0.72

-0.26

10位

咽頭結膜熱

0.05

0.14

-0.09

定点把握感染症等全国の概況(第50週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用

*** 先週の週報と同じく第50週のものです ***
   A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者数は前週とほとんど変わっていない。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は前週に比べわずかに減少したが、冬季の流行としては過去10年間で最大となっている。流行性角結膜炎の定点当たり報告数はここ2週続けてわずかに増加している。水痘の定点当たり報告数は増加傾向にある。インフルエンザの報告数は全国的にまだ少ないが、緩やかな増加傾向を示している。
   (例年との比較については)水痘の定点当たり報告数が例年に比べかなり多くなっている。咽頭結膜熱は冬季としては例年になく定点当たり報告数が多くなっている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎流行性耳下腺炎麻疹の定点当たり報告数は例年の同時期に比べやや多くなっている。麻疹は例年の同時期と比べ定点当たり報告数がかなり多くなっている。感染性胃腸炎は前週に引き続き患者数が急増しており、1999年に次ぐ定点当たり報告数となっている。インフルエンザの活動性はまだ低く、全国平均で定点当たり報告数0.27となっている。

目で見る動向(県内)

この週報は兵庫県立衛生研究所ホームページhttp://www.iph.pref.hyogo.jp/にも掲載しています。

また、http://idsc.nih.go.jp/から国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます。