| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成19年)第44週 |
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平成19年11月8日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。 |
平成19年第44週(平成19年10月29日〜11月4日)コメント
全数把握感染症
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:結核 14名(尼崎市1名、姫路市3名、西宮市1名、伊丹健康福祉事務所管内1名、宝塚健康福祉事務所管内2名、明石健康福祉事務所管内3名、龍野健康福祉事務所管内3名)
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 6名(神戸市1名:O157 VT1+VT2+、社健康福祉事務所管内4名:O157 VT2+ 3名,O157 VT型不明 1名、和田山健康福祉事務所管内1名:O血清型不明 VT2+)
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:アメーバ赤痢 1名(芦屋健康福祉事務所管内)
後天性免疫不全症候群(無症候期) 1名
梅毒(晩期顕症梅毒) 1名(尼崎市)
追加報告:結核 5名(姫路市2名;第40週,第43週、芦屋健康福祉事務所管内1名;第43週、明石健康福祉事務所管内2名;第40週,第43週)
バンコマイシン耐性腸球菌感染症 1名(神戸市;第43週)
定点把握感染症等の概況
インフルエンザの定点あたり患者数は0.28人(先週0.12人)でまだ低い水準にありますが、例年の同時期に比べると患者数が多く、全国においても同様の傾向にあります。県内においてもインフルエンザによる学級閉鎖が出ていることもあり、今シーズンは流行の始まりが早いかもしれません。流行が始まると急速に患者数が増加しますので注意が必要です。
腸管出血性大腸菌感染症は、今週6名の報告がありました。うち、社健康福祉事務所管内の4名は同一施設関連の発生です。今年は、9月下旬以降の患者数が例年に比べて多く、累積患者数は第44週時点で186名と、昨年の年間患者数166名より20名多くなっています。涼しい季節になりましたが、今後も衛生管理等には十分注意が必要です。予防のためには、調理・食事前、トイレ後や動物との接触後の十分な手洗い、肉などの十分な加熱調理、生肉(ユッケ、生レバーなど)を食べないことなどが大切です。厚生労働省のホームページにて「腸管出血性大腸菌感染症Q&A」が掲載されています。
http://www1.mhlw.go.jp/o-157/o157q_a/index.html(厚生労働省)
感染性胃腸炎の定点あたり患者数は3週連続で増加しました。感染性胃腸炎の主要な病原体とされているのがノロウイルスですが、昨年はこのノロウイルスによる食中毒が大きな流行をみせました。年末に向けて増加が予想されますので、今後警戒が必要です。流行性角結膜炎の定点あたり患者数は2週連続で増加しました。RSウイルス感染症の定点あたり患者数は今週減少しましたが、年末・年始にかけて流行が予想されます。
定点あたり患者数の上位10位の疾病
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
4.57 |
4.41 |
+0.16 |
6位 |
流行性耳下腺炎 |
0.36 |
0.39 |
−0.03 |
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2位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.74 |
0.74 |
±0.00 |
7位 |
インフルエンザ |
0.28 |
0.12 |
+0.16 |
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3位 |
突発性発しん |
0.64 |
0.66 |
−0.02 |
8位 |
RSウイルス感染症 |
0.24 |
0.26 |
−0.02 |
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4位 |
水痘 |
0.54 |
0.53 |
+0.01 |
9位 |
伝染性紅斑 |
0.09 |
0.12 |
−0.03 |
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5位 |
流行性角結膜炎 |
0.46 |
0.37 |
+0.09 |
10位 |
手足口病 |
0.07 |
0.09 |
−0.02 |
目で見る動向(県内)
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この週報は兵庫県立健康環境科学研究センターホームページhttp://www.hyogo-iphes.jp/にも掲載しています。
また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。