| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成19年)第38週 |
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平成19年9月27日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。 |
●厚生労働省からの緊急情報 「いかの塩辛を推定原因とする腸炎ビブリオ食中毒の発生について」
現在回収中の三波食品株式会社(宮城県塩竃市)製造の「いかの塩辛製品」が手元にある場合は、絶対に喫食しないようご注意下さい。また、製品の詳細は宮城県の公表資料または宮城県ホームページをご参照ください。
平成19年第38週(平成19年9月17日〜9月23日)コメント
全数把握感染症
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:結核 15名(姫路市2名、西宮市3名、伊丹健康福祉事務所管内1名、宝塚健康福祉事務所管内3名、加古川健康福祉事務所管内4名、赤穂健康福祉事務所管内1名、柏原健康福祉事務所管内1名)
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 7名(神戸市4名:O157 VT1+VT2+ 1名,O157 VT2+ 2名・うち1名HUS,O26 VT1+ 1名、姫路市2名:O157 VT1+ VT2+、洲本健康福祉事務所管内1名:O157 VT2+)
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:アメーバ赤痢 1名(西宮市・海外渡航者)
後天性免疫不全症候群(無症候期) 1名
追加報告:結核 12名(姫路市4名;第35週,第37週、加古川健康福祉事務所管内1名;第37週、洲本健康福祉事務所管内7名;第33週,第34週,第36週)
日本紅斑熱 2名(洲本健康福祉事務所管内;第37週)
定点把握感染症等の概況
腸管出血性大腸菌感染症は、今週7名の報告がありました。うち1名は溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症しており、今年5例目の報告です。腸管出血性大腸菌感染症の届出には、大腸菌の分離・同定かつ分離菌におけるベロ毒素の確認が必要ですが、溶血性尿毒症症候群(HUS)発症例に限り、2006年4月からは、便からのベロ毒素の検出や血清抗体(O抗原凝集抗体あるいはベロ毒素抗体)の検出によって診断された場合も届出の対象とされていいます。暑さは和らいできましたが、衛生管理には十分注意し、感染防止に努めましょう。
洲本健康福祉事務所管内から日本紅斑熱患者が2名追加報告されました。夏から秋にかけては、媒介するマダニに刺されないように、野山に入る場合はなるべく肌を露出しないよう注意してください。また、刺されてから2〜10日後に急な頭痛、発熱等の症状があった場合は速やかに医療機関を受診してください。
流行性角結膜炎の定点あたり患者数は今週減少しました。ヘルパンギーナの定点あたり患者数は第30週以降減少が続いています。流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は今週減少し、例年より低い状態で推移しています。手足口病の定点あたり患者数は今週減少しました。咽頭結膜熱(プール熱)の定点あたり患者数は第32週以降減少が続いています。伝染性紅斑の定点あたり患者数は3週連続で減少しました。今年流行をみせていた麻しんは、成人麻しんも含めて報告はありませんでした。
今週も百日咳の報告が6名ありました。早期に治療すれば、症状の軽減と菌排出期間の短縮が期待できます。近年は、乳幼児からの報告割合は減少している一方、20歳以上の報告割合が年々増加しています。成人の百日咳は、咳が長く続くものの症状が比較的軽微なため見逃されやすく、周囲へ感染を拡大してしまうこともあり注意が必要です。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/idwr/idwr2007/idwr2007-29.pdf(国立感染研IDWR)
定点あたり患者数の上位10位の疾病
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
3.23 |
3.80 |
−0.57 |
6位 |
水痘 |
0.36 |
0.20 |
+0.16 |
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2位 |
突発性発しん |
0.76 |
0.88 |
−0.12 |
流行性耳下腺炎 |
0.36 |
0.47 |
−0.11 |
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3位 |
流行性角結膜炎 |
0.51 |
0.54 |
−0.03 |
8位 |
手足口病 |
0.21 |
0.29 |
−0.08 |
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4位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.39 |
0.41 |
−0.02 |
9位 |
咽頭結膜熱 |
0.17 |
0.19 |
−0.02 |
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5位 |
ヘルパンギーナ |
0.38 |
0.64 |
−0.26 |
10位 |
伝染性紅斑 |
0.12 |
0.19 |
−0.07 |
目で見る動向(県内)
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この週報は兵庫県立健康環境科学研究センターホームページhttp://www.hyogo-iphes.jp/にも掲載しています。
また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。