| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成19年)第20週 |
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平成19年5月24日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。 |
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関東地方で 麻しん の患者数が増加しているため、国の感染症情報センターでは 緊急情報 を出して注意を呼びかけています。 http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html ☆★☆ 兵庫県内の定点からの報告では、今までのところ患者数は低い水準ですが、 累積患者数をみると第12週(3月下旬)頃から報告数が増加の傾向にあります。 近隣府県では、広島県や徳島県などで定点あたり患者数が多くなっています。 今後の動向に注意して下さい。 ★☆★ |
平成19年第20週(平成19年5月14日〜5月20日)コメント
全数把握感染症
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:結核 11名
(尼崎市2名、姫路市2名、西宮市2名、伊丹健康福祉事務所管内2名、宝塚健康福祉事務所管内3名)
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 3名
(神戸市 3名:O157 VT2+ 1名 、 O157 VT2+ (HUS) 1名 、O26 VT1+ 1名)
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:報告はありません。
追加報告:結核 2名(尼崎市1名;第19週、宝塚健康福祉事務所管内1名;第19週)
定点把握感染症等の概況
感染性胃腸炎の定点あたり患者数は今週減少しましたが依然、5類定点把握感染症のうち定点あたり患者数が第1位となっています。予防の基本は手洗いの励行で、患者の吐物や便を処理する場合はゴム手袋とマスクを着用するなど注意が必要です。
インフルエンザは今週県内の定点から、患者109人(先週192 人)、定点あたり患者数0.55人(同0.96人)の報告がありました。県内全体的に定点あたり患者数は低い値に落ち着いてきています。
水痘の定点あたり患者数は今週減少しました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱、手足口病の定点あたり患者数は2週連続で増加しました。手足口病、咽頭結膜熱、ヘルパンギーナなどは夏に流行する感染症です。今後の動向に注意してください。
関東地方で患者数の報告が増加している麻しんの県内の定点あたり患者数は0.02であり、今までのところ患者数は低い水準ですが、累積患者数をみると第12週(3月下旬)頃から報告数が増加の傾向にあります。第20週の定点あたり患者数の多い都道府県は、栃木県0.38、山梨県0.25、東京都0.24、千葉県0.22、宮城県0.18、広島県・埼玉県0.17となっています。近隣府県で定点あたり患者数の多いのは広島県0.17、徳島県0.14などであり、今後の動向が注目されます。今回の麻しん(成人麻しんを除く)の流行は例年と比較し10-14歳代の報告割合が高いことが特徴です。一方、15歳以上の成人麻しんは、今週、東京都21人をはじめ、全国で70人(先週53人)の報告があり増加傾向にあります。県内では今週、成人麻しんの報告はありませんでしたが、近隣の大阪府では2人の報告がありました。成人麻しん症例の大半を占める年齢層(10代後半から30代前半)は行動範囲が広く、乳幼児が発病した場合と比べて広範囲にウイルスを伝播させる可能性が高いことからも、注意が必要です。
定点あたり患者数の上位10位の疾病
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
8.92 |
9.29 |
−0.37 |
6位 |
突発性発しん |
0.59 |
0.78 |
−0.19 |
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2位 |
水痘 |
2.61 |
3.52 |
−0.91 |
7位 |
インフルエンザ |
0.55 |
0.96 |
−0.41 |
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3位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
1.76 |
1.47 |
+0.29 |
8位 |
咽頭結膜熱 |
0.53 |
0.29 |
+0.24 |
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4位 |
流行性角結膜炎 |
0.74 |
0.80 |
−0.06 |
9位 |
伝染性紅斑 |
0.43 |
0.37 |
+0.06 |
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5位 |
流行性耳下腺炎 |
0.70 |
0.67 |
+0.03 |
10位 |
手足口病 |
0.23 |
0.09 |
+0.14 |
目で見る動向(県内)
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この週報は兵庫県立健康環境科学研究センターホームページhttp://www.hyogo-iphes.jp/にも掲載しています。
また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。