兵庫県感染症発生動向調査週報(平成19年)第3週

平成19年1月25日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。

 

感染性胃腸炎(ノロウイルス等)による感染症や食中毒に注意しましょう。

http://web.pref.hyogo.jp/hw12/hw12_000000035.html(兵庫県)

 

今冬のインフルエンザ総合対策について、厚生労働省から発表されています。

        標語 「 守って防いでインフルエンザ   〜ワクチン、手洗い、マスク、うがい〜 」 

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html  (厚生労働省)

 

 

 平成19年第3週(平成19年1月15日〜1月21日)コメント

全数把握感染症(県内第3週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:細菌性赤痢  1名(神戸市、海外渡航者)

3類感染症:報告はありません。

4類感染症:報告はありません。

5類感染症:アメーバ赤痢 1名(神戸市) 

 

 

インフルエンザ情報(県内第3週)

今週県内の定点から、患者98名(先週42名)、定点あたり患者数0.49人(同0.21人)の報告がありました。第1週以降増加が続いています。地域的には、社健康福祉事務所管内の定点あたり患者数が2.38人となり、流行開始の目安となる定点あたり患者数1.0人を超えています。一般にインフルエンザの流行の立ち上がりは急激です。うがい、手洗いの励行、十分な睡眠やバランスのとれた食事をとる、混雑する場所への外出は控える、かかった場合はマスクを着用し、早めの受診を心がけるなどの注意が必要です。

全国的には、第2週の報告では、注意報レベル、警報レベルを超えた保健所地域はありません。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (流行レベルマップ)

岐阜県、愛知県、滋賀県、広島県の4県から累計47校の学級閉鎖等が報告されています。(1月19日現在)  

     http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl06_07-09.pdf (学校欠席者数)

 

定点把握感染症等の概況(県内第3週)

感染性胃腸炎の定点あたり患者数は今週も増加しました。例年3月頃までは患者数の多い状態が続きます。予防の基本は手洗いの励行で、患者の吐物や便を処理する場合はゴム手袋とマスクを着用するなど注意が必要です。 

http://web.pref.hyogo.jp/contents/000056587.pdf(兵庫県健康生活部疾病対策課)

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、伝染性紅斑の定点あたり患者数が増加しました。特にRSウイルス感染症の増加は急激で、例年の同時期と比較するとかなり多い状態になっています。伝染性紅斑の定点あたり患者数も例年の同時期と比較すると多い状態です。

 

 

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第3週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1

感染性胃腸炎

6.91

6.19

0.72

6

流行性角結膜炎

0.77

0.57

0.20

2

水痘

2.21

2.77

0.56

7

突発性発しん

0.63

0.72

0.09

3

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.64

1.02

0.62

8

伝染性紅斑

0.58

0.41

0.17

4

RSウイルス感染症

1.39

1.10

0.29

9

インフルエンザ

0.49

0.21

0.28

5

流行性耳下腺炎

1.06

1.43

0.37

10

細菌性髄膜炎

0.18

0.00

0.18

 

 

 

検査情報(県立健康環境科学研究センター)

 手足口病を発症した2名1歳男子および3歳女子)の咽頭検体からコクサッキーA群16型が検出されました。また、感冒性嘔吐を発症した12歳女子の糞便からアデノウイルス40型が検出されています。この女児の学校で集団的な患者発生が見られたと報告がありましたので、アデノウイルス40型の集団感染があったことが推測されます。

 

 

 

目で見る動向(県内)

 

 

http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。