兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年)第51週

平成18年12月28日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。

 

感染性胃腸炎(ノロウイルス等)による感染症や食中毒に注意しましょう。

http://web.pref.hyogo.jp/hw12/hw12_000000035.html(兵庫県)

 

今年のインフルエンザはやや出足が遅いようですが、宮崎県と大分県が注意報レベルを超えています。

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (流行レベルマップ)

今冬のインフルエンザ総合対策について、厚生労働省から発表されています。

        標語 「 守って防いでインフルエンザ   〜ワクチン、手洗い、マスク、うがい〜 」 

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html  (厚生労働省)

http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl06_07-06.pdf (学校欠席者数)

 

 

 平成18年第51週(平成18年12月18日〜12月24日)コメント

全数把握感染症(県内第51週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:細菌性赤痢  1名(西宮市、海外渡航者)

3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症  2名(神戸市:O157 VT1+VT2+、西宮市:O157 LPS抗体検出(HUS) )

4類感染症:レジオネラ症  1名(姫路市)

5類感染症:アメーバ赤痢 1名(西宮市)

          ウイルス性肝炎(B型)1名(龍野健康福祉事務所管内)

 

追加報告ウイルス性肝炎(B型)1名(加古川健康福祉事務所管内、第50週)

     

定点把握感染症等の概況(県内第51週)

感染性胃腸炎の定点あたり患者数は大幅に減少しましたが、依然として例年のピーク時並みの患者数となっています。例年、年末年始に一時患者数が減少しますが、3月頃までは患者数の多い状態が続きますので注意が必要です。

  http://web.pref.hyogo.jp/contents/000056587.pdf(兵庫県健康生活部疾病対策課)

 

水痘の定点あたり患者数は、第45週以降増加が続いていましたが、今週は減少しました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は、前週とほぼ変わらず、例年の同時期と比較すると多い状態です。流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は、今週は減少しました。RSウイルス感染症の定点あたり患者数は今週も増加し、患者数の多かった昨年に近い数になっています。インフルエンザの定点からの患者数は10名(先週6名)、定点あたり患者数は0.05人(同0.03人)でした。

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第51週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1

感染性胃腸炎

15.59

22.12

6.53

6

流行性角結膜炎

0.66

0.34

0.32

2

水痘

1.97

2.56

0.59

7

突発性発しん

0.52

0.46

0.06

3

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.95

1.98

0.03

8

伝染性紅斑

0.29

0.37

0.08

4

流行性耳下腺炎

1.18

1.71

0.53

9

手足口病

0.27

0.22

0.05

5

RSウイルス感染症

0.95

0.54

0.41

10

咽頭結膜熱

0.21

0.22

0.01

 

 

検査情報(県立健康環境科学研究センター)

 滲出性扁桃炎患者6名(男児1名、女児5名、年齢1歳5ヵ月〜4歳0ヵ月)からアデノウイルスが検出されています。検出されたアデノウイルスは、1型、5型1名2型4名と同定されました。すべての症例で39℃以上の発熱がみられました。

 

定点把握感染症等全国の概況 (第49週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

インフルエンザの定点当たり報告数は第43週以降、増加が続いている。RSウイルス感染症1,887例の報告があり、報告数は増加した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の71%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第42週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してもかなり多い状態が続いている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第42週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してもかなり多い状態が続いている。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第39週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してもかなり多い状態が続いている。水痘の定点当たり報告数は第43週より増加が続いている。手足口病の定点当たり報告数は微増した。伝染性紅斑の定点当たり報告数は2週連続して増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。百日咳の定点当たり報告数は減少した。風しんの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では、兵庫県から1例のみの報告であった。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。麻しんの定点当たり報告数は減少した。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。成人麻しんは、埼玉県から1例の報告があった。

 

目で見る動向(県内)

 

 

http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。