兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年)第48週

平成18年12月7日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。

    今冬のインフルエンザ総合対策について、厚生労働省から発表されています。

    標語 「 守って防いでインフルエンザ   〜ワクチン、手洗い、マスク、うがい〜 」 

      http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html (厚生労働省)

 

 平成18年第48週(平成18年11月27日〜12月3日)コメント

全数把握感染症(県内第48週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:報告はありません。  

3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症  1名 (加古川健康福祉事務所管内:O157 VT2+ )

4類感染症:報告はありません。  

5類感染症:アメーバ赤痢  2名 (尼崎市 1名、和田山健康福祉事務所管内 1名)

     

定点把握感染症等の概況(県内第48週)

感染性胃腸炎の定点あたり患者数は今週わずかに減少しましたが、例年の同時期と比較するとかなり多い状態です。感染性胃腸炎の主要な病原体とされているノロウイルスは、高齢者の施設や学校などでの集団感染や、この病原体が含まれる海産物の生カキの摂取や調理時等における食品の汚染によって食中毒を起こします。予防の基本は手洗いの励行で、患者の吐物や便を処理する場合は使い捨て手袋とマスクを着用するなど注意が必要です。

http://web.pref.hyogo.jp/contents/000054471.pdf(兵庫県健康生活部疾病対策課)

 

水痘、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は今週も増加しました。水痘の患者数はこれから年末にむけてさらに増加すると予想されます。流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は先週とほぼ同じです。例年の同時期と比較すると多い状態です。伝染性紅斑の定点あたり患者数は増加しました。例年の同時期と比較すると多い状態です。

インフルエンザの定点からの患者数は4名(先週5名)、定点あたり患者数は0.02人(同0.03人)でした。国の感染症情報センターのホームページにインフルエンザ流行レベルマップhttp://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html、インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl06_07-01.pdf が掲載されています。

 

 

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第48週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1

感染性胃腸炎

24.29

24.59

0.30

6

伝染性紅斑

0.48

0.31

0.17

2

水痘

1.72

1.28

0.44

7

突発性発しん

0.40

0.53

0.13

3

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.47

1.18

0.29

8

手足口病

0.26

0.32

0.06

4

流行性耳下腺炎

1.40

1.39

0.01

9

RSウイルス感染症

0.13

0.15

0.02

5

流行性角結膜炎

0.49

0.51

0.02

咽頭結膜熱

0.13

0.07

0.06

 

 

定点把握感染症等全国の概況 (第46週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

インフルエンザの定点当たり報告数は増加した。RSウイルス感染症472例の報告があり、報告数は増加した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の75%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第42週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い状態が継続している。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第42週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が継続している。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第39週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が継続している。水痘の定点当たり報告数は第43週より増加が続いている。手足口病の定点当たり報告数は第42週以降、減少が続いている。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態である。百日咳の定点当たり報告数は減少した。風しんの定点当たり報告数は横ばいであった。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続して減少した。麻しんの定点当たり報告数は減少した。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。

 

 

目で見る動向(県内)

 

 

http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。