兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年)第47週

平成18年11月30日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。

 

    ・今冬のインフルエンザ総合対策について、厚生労働省から発表されています。

        標語 「 守って防いでインフルエンザ   〜ワクチン、手洗い、マスク、うがい〜 」 

  http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html (厚生労働省)

  http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (流行レベルマップ)

  http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl06_07-01.pdf (学校欠席者数)

・狂犬病患者発生

  フィリピンで犬にかまれた男性2名が帰国後狂犬病を発症しました。

  狂犬病への感染予防について、厚生労働省等が注意喚起しています。  

  http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/index.html (厚生労働省)

     http://web.pref.hyogo.jp/hw14/hw14_000000025.html(兵庫県健康生活部生活衛生課)

 

 平成18年第47週(平成18年11月20日〜11月26日)コメント

全数把握感染症(県内第47週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:報告はありません。  

3類感染症:報告はありません。   

4類感染症:報告はありません。  

5類感染症:アメーバ赤痢  1名 (姫路市)

      梅毒(無症候)  1名 (明石健康福祉事務所管内)

     

定点把握感染症等の概況(県内第47週)

感染性胃腸炎の定点あたり患者数は今週も増加しましたが、増加の程度はゆるやかになりました。定点あたりの患者数は本県での発生動向調査始まって以来の高値を記録しました。感染性胃腸炎の主要な病原体とされているノロウイルスは、高齢者の施設や学校などでの集団感染や、この病原体が含まれる海産物の生カキの摂取や調理時等における食品の汚染によって食中毒を起こします。予防の基本は手洗いの励行で、患者の吐物や便を処理する場合は使い捨て手袋とマスクを着用するなど注意が必要です。

http://web.pref.hyogo.jp/contents/000007666.pdf(兵庫県健康生活部疾病対策課)

 

流行性耳下腺炎の定点あたり患者数が増加しました。例年の同時期と比較すると多い状態です。水痘、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の定点あたり患者数も増加しました。インフルエンザの定点からの患者数は5名(先週3名)、定点あたり患者数は0.03人(同0.02人)でした。

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第47週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1

感染性胃腸炎

24.59

23.17

1.42

6

流行性角結膜炎

0.51

0.60

0.09

2

流行性耳下腺炎

1.39

1.26

0.13

7

手足口病

0.32

0.28

0.04

3

水痘

1.28

1.13

0.15

8

伝染性紅斑

0.31

0.28

0.03

4

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.18

0.95

0.23

9

RSウイルス感染症

0.15

0.13

0.02

5

突発性発しん

0.53

0.61

0.08

10

マイコプラズマ肺炎

0.09

0.31

0.22

 

検査情報(県立健康環境科学研究センター)

 気管支炎を発症した男女各1名の咽頭由来検体から、いずれもRSウイルスが検出されました。年齢はそれぞれ1歳3ヶ月および1歳7ヶ月で、1名は気管支炎に加えて下痢の症状も見られました。

 

定点把握感染症等全国の概況 (第45週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

インフルエンザの定点当たり報告数は増加した。RSウイルス感染症302例の報告があり、報告数は増加した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の75%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第42週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い状態が続いている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第42週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第39週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。水痘の定点当たり報告数は3週連続して増加した。手足口病の定点当たり報告数は第42週以降、減少が続いている。伝染性紅斑の定点当たり報告数は第40週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。百日咳の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。風しんの定点当たり報告数は微減した。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。麻しんの定点当たり報告数は増加した。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。

 

 

目で見る動向(県内)

 

 

http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。