兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年)第46週

平成18年11月24日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。

 

・今冬のインフルエンザ総合対策について、厚生労働省から発表されています。

        標語 「 守って防いでインフルエンザ   〜ワクチン、手洗い、マスク、うがい〜 」 

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/index.html (厚生労働省)

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (流行レベルマップ)

http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl06_07-01.pdf (学校欠席者数)

・狂犬病患者発生

フィリピンで犬にかまれた男性2名が帰国後狂犬病を発症し、1名は死亡、1名は重体となっています。

狂犬病への感染予防について、厚生労働省等が注意喚起しています。  

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/index.html (厚生労働省)

     http://web.pref.hyogo.jp/hw14/hw14_000000025.html(兵庫県健康生活部生活衛生課)

 

 平成18年第46週(平成18年11月13日〜11月19日)コメント

全数把握感染症(県内第46週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:報告はありません。  

3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症  1名 (洲本健康福祉事務所管内:O157 VT2+ )

4類感染症:A型肝炎  1名 (神戸市)

5類感染症:アメーバ赤痢  2名 (姫路市 1名、西宮市 1名)

            後天性免疫不全症候群(無症候期) 1名 

     

定点把握感染症等の概況(県内第46週)

感染性胃腸炎の定点あたり患者数は本県での発生動向調査始まって以来の高値を記録しました。感染性胃腸炎の主要な病原体とされているノロウイルスは、高齢者の施設や学校などでの集団感染や、この病原体が含まれる海産物の生カキの摂取や調理時等における食品の汚染によって食中毒を起こします。予防の基本は手洗いの励行で、患者の吐物や便を処理する場合は使い捨て手袋とマスクを着用するなど注意が必要です。

http://web.pref.hyogo.jp/contents/000007666.pdf(兵庫県健康生活部疾病対策課)

 

流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は今週減少しましたが、例年の同時期と比較すると多い状態です。マイコプラズマ肺炎の定点あたり患者数が増加しました。例年の同時期と比較すると多い状態です。RSウイルス感染症の定点あたり患者数も増加しました。今後さらに増加すると予想されます。

 

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第46週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1

感染性胃腸炎

23.17

17.91

5.26

6

流行性角結膜炎

0.60

0.54

0.06

2

流行性耳下腺炎

1.26

1.66

0.40

7

マイコプラズマ肺炎

0.31

0.23

0.08

3

水痘

1.13

1.01

0.12

8

手足口病

0.28

0.44

0.16

4

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

0.95

1.06

0.11

伝染性紅斑

0.28

0.20

0.08

5

突発性発しん

0.61

0.74

0.13

10

RSウイルス感染症

0.13

0.11

0.02

 

 

定点把握感染症等全国の概況 (第44週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

 インフルエンザの定点当たり報告数は微増した。RSウイルス感染症217例の報告があり、報告数は増加した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の73%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は3週連続して増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い状態が続いている。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続して増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第39週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。水痘の定点当たり報告数は微増した。手足口病の定点当たり報告数は3週連続して減少した。伝染性紅斑の定点当たり報告数は第40週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。百日咳の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。風しんの定点当たり報告数は微増した。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は横ばいであった。麻しんの定点当たり報告数は減少した。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い状態が続いている。

 

 

目で見る動向(県内)

 

 

http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センタ−の週報(IDWR)がダウンロードできます。