| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年)第20週 |
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平成18年5月25日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症法及びその関連法規に基づく感染症発生動向調査の県内状況を速報するものです。患者数は確定した値ではありませんのでご了承ください。感染症発生動向調査は全数把握対象疾病にあっては国内の全医療機関、定点把握対象疾病にあっては指定の医療機関(定点)からの保健所(健康福祉事務所)への報告に基づいています。 |
麻しん流行のおそれ 関東地方で麻しんの集団発生が複数件あり、関東一円、全国的な流行の可能性が危惧されるとして、国立感染症研究所感染症情報センターは緊急情報を出して注意を喚起しています。 http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/meas0605.html
また、「医療機関での麻疹対応について(初版)」及び「保育園・幼稚園・学校等での麻しん患者発生時の対応マニュアル」も出されました。 http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html
(なお、兵庫県内では20週段階では流行の兆しはみられていません。)
平成18年第20週(平成18年5月15日〜5月21日)コメント
全数把握感染症(県内第20週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:報告はありません。
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 2名(神戸市、宝塚健康福祉事務所管内)いずれも O157 VT1+VT2+
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:アメーバ赤痢 1名(神戸市)
後天性免疫不全症候群 2名(AIDS 1名、無症状病原体保有者 1名)
追加報告:A型肝炎 2名(神戸市 第18週、加古川健康福祉事務所第19週)
後天性免疫不全症候群 1名(無症状病原体保有者第19週)
梅毒 1名(姫路市、無症状病原体保有者 第19週)
定点把握感染症等の概況(県内第20週)
インフルエンザの定点あたり患者数は今週再度増加し、この時期としては患者数の多い状態です。国の感染症情報センターによると、第17週以降第19週までにAH1型が3件、AH3型が0件、B型が15件報告されており、B型の検出の割合が高くなっているようです。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数が急増しています。家族や学校で集団発生が起こることもあります。患者との濃厚接触をさける、うがい、手洗いをするなど感染予防が大切です。咽頭結膜熱の定点あたり患者数は今週はわずかに減少しましたが、例年の同時期と比べると患者数は非常に多い状態です。今後例年の流行期をむかえ患者数がさらに増加する可能性があります。うがい・手洗い・水泳前後のシャワーなどが大切です。夏型感染症の代表である手足口病、ヘルパンギーナが流行の立ち上がりを見せてきました。今後さらに増加してくると思われます。
腸管出血性大腸菌感染症が今週2名報告されています。暑い日が多くなり、腸管出血性大腸菌感染症をはじめ食中毒も増えてくる季節です。食事前やトイレ後の手洗いを十分に行い、できるだけ加熱調理したものを食べる、室温に放置しないなど注意してください。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第20週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
6.72 |
7.20 |
−0.48 |
6位 |
咽頭結膜熱 |
1.09 |
1.19 |
−0.10 |
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2位 |
水痘 |
3.07 |
3.67 |
−0.60 |
7位 |
流行性角結膜炎 |
0.91 |
1.49 |
−0.58 |
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3位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
1.98 |
1.31 |
+0.67 |
8位 |
突発性発しん |
0.74 |
0.69 |
+0.05 |
|
4位 |
インフルエンザ |
1.73 |
1.55 |
+0.18 |
9位 |
伝染性紅斑 |
0.39 |
0.35 |
+0.04 |
|
5位 |
流行性耳下腺炎 |
1.64 |
1.63 |
+0.01 |
10位 |
手足口病 |
0.33 |
0.31 |
+0.02 |
検査情報(県立健康環境科学研究センター)
肺炎患者6名(0〜3歳)及び気管支炎患者7名(1〜5歳、54歳)からヒューマンメタニューモウイルスが、気管支炎患者1名(2歳男児)から肺炎マイコプラズマが検出されました。
定点把握感染症等全国の概況 (第17・18週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
インフルエンザの定点当たり報告数は2週連続で増加した。RSウイルス感染症は154例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の76%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は微増し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。水痘の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。手足口病の定点当たり報告数は横ばいであった。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。百日咳の定点当たり報告数は増加した。風しんの定点当たり報告数は増加した。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。麻しんの定点当たり報告数は微増した流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は第14週以降、減少が続いている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は横ばいであったが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます