| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年) |
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平成18年3月30日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
平成18年第12週(平成18年3月20日〜3月26日)コメント
全数把握感染症(県内第12週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:報告はありません。
3類感染症:報告はありません。
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:アメーバ赤痢 3名(神戸市)
ウイルス性肝炎(B型) 1名(神戸市)
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1名(神戸市)
後天性免疫不全症候群(無症候性) 1名
追加報告 :A型肝炎 1名(加古川健康福祉事務所管内、第11週)
梅毒(早期顕症U期) 1名(神戸市、第10週)
定点把握感染症等の概況(県内第12週)
インフルエンザの定点あたり患者数は338人(先週499人)、定点あたり患者数は1.75人(同2.59人)となっています。定点あたり患者数が注意報基準値、警報基準値を超えている地域はありません。流行は終息に向かっていると思われますが、うがい、手洗いの励行、十分な睡眠やバランスのとれた食事をとるなど一般的な注意が必要です。全国の状況は国の感染症情報センターのホームページをご覧ください。
流行レベルマップ http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
インフルエンザ様疾患発生報告 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl05_06-17.pdf
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は、2週連続減少しました。例年の同時期で比較すると依然多い状態です。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎はA群溶血性レンサ球菌による疾病で、突然の発熱(38℃)や咽頭痛から始まり、頸部リンパ節炎や扁桃の発赤腫脹がみられます。学校、家庭などでの集団感染も起こります。感染防止のためには患者との濃厚接触を避けることが重要で、うがい・手洗いも大切です。咽頭結膜熱の定点あたり患者数は増加を続けています。咽頭結膜熱は発熱・咽頭炎・眼症状を主とする急性ウイルス性の感染症です。別名プール熱ともいわれ、ウイルスに汚染されたプールの水を介して感染することもあります。うがい・手洗い・水泳前後のシャワーなどが大切です。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱の定点あたり患者数は全国的にも多い状況にあり今後も注意が必要です。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第12週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
8.68 |
9.39 |
−0.71 |
6位 |
流行性耳下腺炎 |
1.15 |
1.35 |
−0.20 |
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2位 |
水痘 |
2.67 |
2.61 |
+0.06 |
7位 |
流行性角結膜炎 |
0.74 |
0.57 |
+0.17 |
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3位 |
インフルエンザ |
1.75 |
2.59 |
−0.84 |
8位 |
突発性発しん |
0.56 |
0.63 |
−0.07 |
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4位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
1.39 |
1.74 |
−0.35 |
9位 |
伝染性紅斑 |
0.25 |
0.19 |
+0.06 |
|
5位 |
咽頭結膜熱 |
1.16 |
1.01 |
+0.15 |
10位 |
手足口病 |
0.16 |
0.17 |
−0.01 |
定点把握感染症等全国の概況 (第10週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
インフルエンザの定点当たり報告数は第4週のピークを過ぎてからは減少が続いている。都道府県別では高知県(41.8)、長野県(14.6)、新潟県(13.3)、北海道(12.8)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第5週以降、増加が続いており、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では福井県(1.6)、島根県(1.4)、鹿児島県(1.4)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では新潟県(6.3)、福井県(5.7)、宮城県(5.4)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(21.1)、佐賀県(20.2)、愛媛県(17.4)が多い。水痘の定点当たり報告数は微減した。都道府県別では宮崎県(4.5)、大分県(4.4)、沖縄県(4.1)が多い。手足口病の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では岐阜県(0.58)、愛知県(0.42)、鹿児島県(0.36)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(1.5)、福島県(1.0)、熊本県(1.0)が多い。百日咳の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では福岡県(0.06)、栃木県(0.04)、徳島県(0.04)が多い。風しんの定点当たり報告数は微減した。都道府県別では鳥取県(0.05)、島根県(0.04)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は微減した。都道府県別では熊本県(0.19)、群馬県(0.16)、東京都(0.13)が多い。麻しんの定点当たり報告数は微減した。都道府県別では埼玉県(0.01)、千葉県(0.01)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では沖縄県(5.9)、長野県(4.8)、鹿児島県(4.8)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて39都道府県から221例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約80%を占めている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は3週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では大阪府(1.8)、群馬県(1.1)、青森県(1.0)が多い。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます