| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年) |
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平成18年3月16日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
今冬のインフルエンザ総合対策について <手洗い・うがいが基本です インフルエンザは予防から>
が厚生労働省から発表されています。詳細はホームページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html (厚生労働省)
平成18年第10週(平成18年3月6日〜3月12日)コメント
全数把握感染症(県内第10週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:細菌性赤痢 1名(宝塚健康福祉事務所、海外渡航者)
3類感染症:報告はありません。
4類感染症:E型肝炎 1名(神戸市)
A型肝炎 2名(尼崎市、西宮市 各1名)
レジオネラ症 1名(神戸市)
5類感染症:ウイルス性肝炎(C型) 1名(神戸市)
ジアルジア症 1名(宝塚健康福祉事務所管内、海外渡航者)
梅毒(無症候)1名(姫路市)
追加報告 :アメーバ赤痢 1名(神戸市、第9週)
梅毒(無症候)1名(加古川健康福祉事務所管内、第9週)
インフルエンザ情報(県内第10週)
県内の定点からの患者報告は775人(先週1,049人)、定点あたり患者数は4.02人(同5.44人)となっています。減少の程度は少し鈍っています。県内全体的に患者数は減少していますが、福崎健康福祉事務所管内は定点あたり患者数が再度注意報基準値を超えています。学級閉鎖等は17校報告されています(先週21校)。累計では815校(昨年同期828校)となっています。流行はおさまりつつあると思われますが、うがい、手洗いの励行、十分な睡眠やバランスのとれた食事をとる、混雑する場所への外出は控える、かかった場合はマスクを着用し、早めの受診を心がけるなどの注意が引き続き必要です。
全国の状況は国の感染症情報センターのホームページをご覧ください。
流行レベルマップ http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
インフルエンザ様疾患発生報告 http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl05_06-15.pdf
定点把握感染症等の概況(県内第10週)
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱の定点あたり患者数は、依然増加を続けています。例年の同時期で比較するとかなり多くなっています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎はA群溶血性レンサ球菌による疾病で、突然の発熱(38℃)や咽頭痛から始まり、頸部リンパ節炎や扁桃の発赤腫脹がみられます。学校、家庭などでの集団感染も起こります。咽頭結膜熱は別名プール熱ともいわれ、発熱、咽頭炎、眼症状を主とする急性ウイルス性の感染症です。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱の定点あたり患者数は全国的にも多い状況にあり注意が必要です。感染性胃腸炎の定点あたり患者数に大きな変動はありません。水痘の定点あたり患者数は増減を繰り返しています。RSウイルス感染症の定点あたり患者数は減少してきましたが、例年の同時期と比較するとやや多い状態です。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第10週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
9.37 |
8.98 |
+0.39 |
6位 |
咽頭結膜熱 |
0.77 |
0.67 |
+0.10 |
|
2位 |
インフルエンザ |
4.02 |
5.44 |
−1.42 |
7位 |
流行性角結膜炎 |
0.66 |
0.69 |
−0.03 |
|
3位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
2.69 |
2.01 |
+0.68 |
8位 |
突発性発しん |
0.60 |
0.59 |
+0.01 |
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4位 |
水痘 |
2.51 |
3.09 |
−0.58 |
9位 |
伝染性紅斑 |
0.21 |
0.17 |
+0.04 |
|
5位 |
流行性耳下腺炎 |
1.02 |
0.80 |
+0.22 |
10位 |
RSウイルス感染症 |
0.17 |
0.15 |
+0.02 |
検査情報(県立健康環境科学研究センター)
咽頭結膜熱患者1名(5才、男児) の咽頭ぬぐい液からアデノウイルス3型が、滲出性扁桃炎患者4名(1〜5才、男女各2名) の咽頭ぬぐい液からアデノウイルス1型(2名)、2型(1名)、3型(1名)が、それぞれ検出されています。
定点把握感染症等全国の概況 (第8週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
インフルエンザの定点当たり報告数は第4週をピークとして、その後減少が続いている。都道府県別では高知県(39.1)、長野県(29.8)、愛知県(23.4)、富山県(20.5)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は微増し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では島根県(1.13)、岐阜県(0.96)、福井県(0.95)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では新潟県(5.6)、山形県(5.5)、鳥取県(5.4)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(18.4)、山口県(17.7)、愛媛県(16.8)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では沖縄県(4.8)、宮崎県(4.7)、福岡県(3.6)が多い。手足口病の定点当たり報告数は微増した。都道府県別では三重県(0.58)、岐阜県(0.42)、愛知県(0.34)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は2週連続して増加した。都道府県別では島根県(1.8)、鳥取県(1.3)、青森県(1.2)が多い。百日咳の定点当たり報告数は微増した。都道府県別では沖縄県(0.06)、愛媛県(0.05)、宮崎県(0.03)が多い。風しんの定点当たり報告数は微増した。都道府県別では宮崎県(0.03)、大阪府(0.02)、兵庫県(0.02)、鹿児島県(0.02)が多い。麻しんの定点当たり報告数は微増した。都道府県別では滋賀県(0.06)、鳥取県(0.05)、大阪府(0.02)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では沖縄県(4.7)、鳥取県(4.3)、長野県(3.6)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて39都道府県から275例の報告があり、報告数基は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約78%を占めている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大阪府(1.21)、埼玉県(0.78)、茨城県(0.55)が多い。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます