兵庫県感染症発生動向調査週報(平成18年)

平成18年1月26日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。

 

今冬のインフルエンザ総合対策について <手洗い・うがいが基本です  インフルエンザは予防から>

が厚生労働省から発表されています。詳細はホームページをご覧ください。  

http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html (厚生労働省)

 

平成18年第3週(平成18年1月16日〜1月22日)コメント

全数把握感染症(県内第3週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:報告はありません。

3類感染症:報告はありません。

4類感染症:デング熱 1名(神戸市、海外渡航者)

5類感染症:アメーバ赤痢 1名(西宮市)

      急性脳炎(インフルエンザA) 1名(神戸市)

後天性免疫不全症候群(AIDS) 1名

追加報告  :アメーバ赤痢 1名(伊丹健康福祉事務所管内、第2週)

後天性免疫不全症候群(無症候性) 1名(第2週)

 

インフルエンザ情報(県内第3週)

 県内の定点からの患者報告は7,612人(先週3,500人)、定点あたり患者数は39.44人(同18.13人)となって急増しています。神戸市、姫路市、加古川、社、龍野、赤穂、福崎、豊岡、和田山健康福祉事務所管内では定点あたり患者数が警報レベルを超えその他の地域はすべて注意報レベルを超えています。流行が県内全域に拡がっています。うがい、手洗いの励行、十分な睡眠やバランスのとれた食事をとる、混雑する場所への外出は控える、かかった場合はマスクを着用し、早めの受診を心がけるなどの注意が必要です。

県内の学級閉鎖等は、丹波地域を除くすべての地域から166校報告されています(先週6校)。累計では182校(昨年同期8校)、となっています。

 全国的には兵庫県を含む15府県の保健所管内で、定点あたり患者数が警報レベルを超え、山形、新潟、富山、石川を除く28都道府県の保健所管内で注意報レベルを超えています。(第2週) 

 http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (国の感染症情報センター)

また、11府県で今週(H18.1.1〜H18.1.14)19校(昨年同期3校)の学級閉鎖等が報告されています。(1月20日現在)

http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl05_06-08.pdf (国の感染症情報センター)

 兵庫県ではインフルエンザ関係リーフレット

「冬の感染症をやっつけろ」 http://web.pref.hyogo.jp/sippei/flunor2005.pdf

「高病原性鳥インフルエンザ流行地域に旅行される皆様へ」 

http://web.pref.hyogo.jp/sippei/ryokou2005.pdf

を作成しています。疾病対策課ホームページをご覧ください。

 

定点把握感染症等の概況(県内第3週)

感染性胃腸炎の定点あたり患者数はやや増加しました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は増加し、例年の同時期と比較すると多い状態です。RSウイルス感染症の定点あたり患者数は今週減少しました。

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第3週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1位

インフルエンザ

39.44

18.13

21.31

6位

流行性角結膜炎

0.74

0.69

0.05

2位

感染性胃腸炎

7.53

7.12

0.41

7位

突発性発しん

0.66

0.79

0.13

3位

水痘

2.55

3.58

1.03

8位

RSウイルス感染症

0.39

0.77

0.38

4位

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.50

0.97

0.53

9位

伝染性紅斑

0.35

0.36

0.01

5位

流行性耳下腺炎

0.76

0.93

0.17

10位

咽頭結膜熱

0.20

0.17

0.03

 

検査情報(兵庫県立健康環境科学研究センター)

 出血性膀胱炎患者(1才、男児)の尿からアデノウイルスが検出されています(現在型別中)。

 

定点把握感染症等全国の概況 (第1週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

 インフルエンザの定点当たり報告数は第45週以降、増加が続いている。都道府県別では宮崎県(26.9)、岡山県(24.9)、福岡県(21.1)、香川県(19.6)、鹿児島県(14.7)、佐賀県(12.5)、山口県(11.9)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は3週連続して減少した。都道府県別では福井県(1.45)、岐阜県(1.11)、島根県(0.83)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では鳥取県(1.6)、新潟県(1.5)、山口県(1.3)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では福井県(16.7)、大分県(16.7)、愛媛県(15.8)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では福岡県(4.5)、石川県(4.4)、鳥取県(4.4)、熊本県(4.3)が多い。手足口病の定点当たり報告数は減少傾向が続いている。都道府県別では愛知県(0.24)、三重県(0.22)、岐阜県(0.21)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は微増した。都道府県別では島根県(1.30)、鳥取県(0.74)、青森県(0.71)、福島県(0.71)が多い。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では秋田県(0.06)、大分県(0.03)が多い。風しんの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮城県(0.02)、神奈川県(0.01)が多い。麻しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では群馬県(0.02)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(5.1)、沖縄県(5.0)、大分県(4.0)、長野県(3.6)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて45都道府県から984例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約84%を占めている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は第49週以降、減少が続いている。都道府県別では秋田県(1.6)、青森県(1.0)、福島県(1.0)、大阪府(1.0)が多い

 

目で見る動向(県内)

   

 

また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます