兵庫県感染症発生動向調査週報(平成17年)

平成17年12月1日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。

 

今冬のインフルエンザ総合対策について <手洗い・うがいが基本です  インフルエンザは予防から>

が厚生労働省から発表されています。詳細はホームページをご覧ください。  

http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html (厚生労働省)

 

平成17年第47週(11月21日〜11月27日)コメント

 

全数把握感染症(県内第47週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:報告はありません。

3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 1名(姫路市)    O157 VT2

4類感染症:報告はありません。

5類感染症:梅毒(無症候) 1名(姫路市)

追加報告  :アメーバ赤痢 1名(神戸市 第44週)

      後天性免疫不全症候群(AIDS) 1名(第44週)

      ライム病 1名(西宮市 第46週)

 

定点把握感染症等の概況(県内第47週)

腸管出血性大腸菌感染症の報告は今週は1名となっています。無症状保菌者です。今後も油断せず衛生管理には十分注意し、排便後や調理前には石けんで十分手を洗うなど感染防止に気をつけてください。

感染性胃腸炎の定点あたり患者数がさらに増加しています。年末にかけて今後も増加すると予想されます。水痘、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数も増加しました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は、過去5年の同時期で比較すると多めの状態となっています。RSウイルス感染症の定点あたり患者数は今週はやや減少しましたが、例年より多い患者発生となっています。インフルエンザは定点から11名(先週9名)、定点あたり患者数0.06人(同0.05人)の報告となっています。国の感染症情報センターのホームページにインフルエンザ流行レベルマップ

http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html、 

インフルエンザ様疾患発生報告(学校欠席者数)

http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl05_06-01.pdf が掲載されています。

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第47週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1位

感染性胃腸炎

14.40

12.42

1.98

6位

流行性角結膜炎

0.51

0.74

0.23

2位

水痘

1.76

1.36

0.40

7位

RSウイルス感染症

0.40

0.45

0.05

3位

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.29

1.20

0.09

8位

咽頭結膜熱

0.20

0.17

0.03

4位

流行性耳下腺炎

0.66

0.64

0.02

9位

手足口病

0.16

0.15

0.01

5位

突発性発しん

0.61

0.55

0.06

10位

伝染性紅斑

0.13

0.16

0.03

 

検査情報(兵庫県立健康環境科学研究センター)

気管支炎患者4名(内3名はぜんそくを伴う)(男児2名、女児2名、0〜3歳)、肺炎患者2名(女児、0〜4才)の咽頭ぬぐい液あるいは鼻腔ぬぐい液から、それぞれRSウイルスが検出されています。

 

定点把握感染症等全国の概況 (第45週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

 インフルエンザの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では沖縄県(1.17)、熊本県(0.26)、青森県(0.15)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では山形県(0.97)、佐賀県(0.78)、福井県(0.59)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第41週以降、増加が続いている。都道府県別では山形県(2.5)、石川県(2.5)、北海道(2.3)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第41週以降、増加が続いている。都道府県別では福岡県(10.5)、兵庫県(10.4)、鳥取県(9.7)が多い。水痘の定点当たり報告数は第39週以降、増加が続いている。都道府県別では新潟県(2.4)、佐賀県(2.0)、青森県(1.9)が多い。手足口病の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では愛媛県(1.43)、香川県(1.09)、宮崎県(0.78)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では香川県(0.09)、宮崎県(0.05)、福岡県(0.04)が多い。風しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では新潟県(0.03)、宮崎県(0.03)、青森県(0.02)、長野県(0.02)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第28週以降、減少が続いている。都道府県別では香川県(0.78)、高知県(0.77)、宮崎県(0.54)が多い。麻しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では大分県(0.06)、岐阜県(0.04)、大阪府(0.02)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では沖縄県(4.3)、鳥取県(3.3)、山形県(3.3)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて41都道府県から674例の報告があり、第41週以降増加が続いている。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約74%を占めている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では福島県(2.3)、大阪府(1.4)、埼玉県(1.1)が多い。

 

目で見る動向(県内)

 

また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます