兵庫県感染症発生動向調査週報(平成17年)

平成17年11月17日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。

 

今冬のインフルエンザ総合対策について <手洗い・うがいが基本です  インフルエンザは予防から>

が厚生労働省から発表されています。詳細はホームページをご覧ください。  

http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html (厚生労働省)

 

平成17年第45週(11月7日〜11月13日)コメント

 

全数把握感染症(県内第45週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:報告はありません。

3類感染症腸管出血性大腸菌感染症 3名

(尼崎市、龍野健康福祉事務所管内、洲本健康福祉事務所管内 各1名)

  O157 VT1+VT2   1名   O157 VT2+   1名   O128 VT2+   1名

4類感染症:報告はありません。

5類感染症:アメーバ赤痢 1名(豊岡健康福祉事務所管内)

追加報告  :報告はありません。

 

定点把握感染症等の概況(県内第45週)

腸管出血性大腸菌感染症の報告は今週は3名でした。衛生管理には十分注意し、便で汚染された衣類、寝具、オムツなどは十分消毒をし、排便後や調理前には石けんで十分手を洗うなど二次感染防止に気をつけてください。

感染性胃腸炎の定点あたり患者数が急増しています。これから年末にかけてさらに増加すると予想されます。水痘の定点あたり患者数も増加しました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は今週減少していますが、過去5年の同時期で比較すると多めの状態です。このところ定点あたり患者数が横ばい傾向だったRSウイルス感染症、咽頭結膜熱は今週増加しました。例年より多い患者発生となっています。インフルエンザは定点から13名(先週15名)、定点あたり患者数0.07人(同0.08人)の報告となっています。国の感染症情報センターのホームページにインフルエンザ流行レベルマップが掲載されています。

 http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (国の感染症情報センター)

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第45週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1位

感染性胃腸炎

10.43

7.34

3.09

6位

流行性角結膜炎

0.69

0.40

0.29

2位

水痘

1.50

0.84

0.66

7位

手足口病

0.29

0.34

0.05

3位

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.02

1.15

0.13

8位

RSウイルス感染症

0.26

0.17

0.09

4位

突発性発しん

0.73

0.65

0.08

9位

咽頭結膜熱

0.23

0.13

0.10

流行性耳下腺炎

0.73

0.54

0.19

10位

伝染性紅斑

0.13

0.15

0.02

 

 

定点把握感染症等全国の概況 (第43週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

インフルエンザの定点当たり報告数は横ばいであったが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い状態が続いている。都道府県別では沖縄県(1.12)、熊本県(0.14)、長崎県(0.10)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では福井県(0.82)、佐賀県(0.65)、石川県(0.59)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では山形県(2.7)、北海道(2.0)、鳥取県(1.7)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では鳥取県(7.8)、宮崎県(6.9)、福岡県(5.6)が多い。水痘の定点当たり報告数は第39週以降、増加が続いている。都道府県別では福島県(1.6)、島根県(1.4)、山形県(1.3)が多い。手足口病の定点当たり報告数は微増した。都道府県別では香川県(1.7)、愛媛県(1.7)、富山県(1.5)が多い。百日咳の定点当たり報告数は第40週以降、増加傾向にある。都道府県別では佐賀県(0.09)、福岡県(0.05)が多い。風しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では秋田県(0.03)、宮崎県(0.03)、栃木県(0.02)、大阪府(0.02)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第28週以降、減少が続いている。都道府県別では高知県(1.26)、宮崎県(0.89)、熊本県(0.60)が多い。麻しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では佐賀県(0.04)、埼玉県(0.02)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では沖縄県(3.7)、石川県(2.8)、山形県(2.7)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて40都道府県から412例の報告があり、報告数は2週間連続で増加した。年齢別では、1歳以下の報告数は全体の約75%を占めている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では福島県(2.9)、大阪府(1.8)、山口県(1.8)が多い。 

 

目で見る動向(県内)

 

また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます