兵庫県感染症発生動向調査週報(平成17年)

平成17年11月4日 兵庫県感染症情報センタ−発行

この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。

 

平成17年第43週(10月24日〜10月30日)コメント

 

全数把握感染症(県内第43週)

1類感染症:報告はありません。

2類感染症:報告はありません。

3類感染症腸管出血性大腸菌感染症 5名

(神戸市、伊丹健康福祉事務所管内 各2名、宝塚健康福祉事務所管内 1名)

  O157 VT1+VT2  2名   O157 VT2  1名   O157 VT  1名

  O111 VT1+  1名

4類感染症:報告はありません。

5類感染症:ウイルス性肝炎(B型) 1名(西宮市)

追加報告  :報告はありません。

 

定点把握感染症等の概況(県内第43週)

腸管出血性大腸菌感染症の報告は5名となっています。伊丹健康福祉事務所管内の2名は同一家族です。依然発生が続いています。衛生管理には十分注意し、感染防止に気をつけてください。

感染性胃腸炎定点あたり患者数が今週急増しています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とともに、これから年末にかけて増加してくると予想されます。第37週以降定点あたり患者数が多くなっていた百日咳は2週連続報告がありませんでした。RSウイルス感染症の定点あたり患者数は、今週も姫路市で多い状態が続いています。

 

定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第43週)

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

 

疾病名

定点当たり患者数

先週

先週からの増減

1位

感染性胃腸炎

5.69

4.29

1.40

6位

流行性角結膜炎

0.51

0.60

0.09

2位

流行性耳下腺炎

0.86

0.70

0.16

7位

手足口病

0.34

0.29

0.05

3位

水痘

0.81

0.59

0.22

8位

ヘルパンギーナ

0.24

0.34

0.10

4位

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

0.80

0.65

0.15

9位

RSウイルス感染症

0.16

0.18

0.02

5位

突発性発しん

0.77

0.74

0.03

10位

伝染性紅斑

0.15

0.12

0.03

 

定点把握感染症等全国の概況 (第41週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)

インフルエンザの定点当たり報告数は横ばいであったが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では沖縄県(1.40)、宮城県(0.02)、茨城県(0.02)、山梨県(0.02)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第37週以降、減少が続いているが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では福井県(1.00)、石川県(0.66)、大分県(0.56)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では北海道(1.23)、山形県(1.23)、富山県(0.97)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は微減した。都道府県別では宮崎県(4.9)、大分県(4.7)、鳥取県(4.2)が多い。水痘の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では福井県(1.6)、佐賀県(1.3)、福島県(1.2)が多い。手足口病の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では愛媛県(2.0)、富山県(1.4)、香川県(1.4)が多い。百日咳の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では福井県(0.05)、福岡県(0.05)が多い。風しんの定点当たり報告数は微増した。都道府県別では宮崎県(0.05)、岡山県(0.04)、岩手県(0.03)、沖縄県(0.03)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第28週以降、減少が続いている。都道府県別では高知県(1.8)、宮崎県(1.6)、愛媛県(1.5)が多い。麻しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では岐阜県(0.04)、島根県(0.04)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では沖縄県(3.4)、石川県(3.1)、徳島県(2.6)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて39都道府県から195例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約73%を占めている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では福島県(1.3)、愛媛県(1.2)、山口県(1.1)が多い。

 

 

 

目で見る動向(県内)

 

また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます