| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成17年) |
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平成17年9月8日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
平成17年第35週(8月29日〜9月4日)コメント
全数把握感染症(県内第35週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:報告はありません。
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 12名
(神戸市、姫路市、加古川健康福祉事務所管内、社健康福祉事務所管内 各2名、
尼崎市、伊丹健康福祉事務所管内、宝塚健康福祉事務所管内、洲本健康福祉事務所管内 各1名)
O157 VT1+VT2+ 6名 O157 VT2+ 3名
O26 VT1+ 3名
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:アメーバ赤痢 1名(西宮市)
追加報告 :報告はありません。
定点把握感染症等の概況(県内第35週)
腸管出血性大腸菌感染症は12名の発生報告となっています。今週までの累計でみると例年より少ない状態ですが、1週間に10名を超える報告となりました。今後もまだ暑い日が続くと思われます。食事前やトイレの後、生肉や生魚をさわったあとなどは手洗いを十分に行い、できるだけ加熱調理したものを食べる、中まで十分火を通す、調理後は室温に放置しないなど衛生管理・感染予防に注意してください。また、少量の菌量でも感染するので、特にトイレ後やオムツ交換後は石けんを使って流水で手をよく洗い、衣類、寝具等は清潔を心がける、患者はなるべくシャワーですますなど二次感染予防に気をつけてください。
ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱の定点あたり患者数は減少してきました。例年の同時期で比較するとやや多い状態です。流行性角結膜炎の定点あたり患者数が増加しています。流行性耳下腺炎の定点あたり患者数は増減しながら徐々に増加しています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は減少していましたが今週急増しています。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第35週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
2.26 |
2.88 |
−0.62 |
6位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.59 |
0.25 |
+0.34 |
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2位 |
ヘルパンギーナ |
1.41 |
1.68 |
−0.27 |
7位 |
水痘 |
0.55 |
0.54 |
+0.01 |
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3位 |
流行性角結膜炎 |
1.34 |
1.11 |
+0.23 |
8位 |
手足口病 |
0.45 |
0.69 |
−0.24 |
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4位 |
流行性耳下腺炎 |
0.91 |
1.03 |
−0.12 |
9位 |
咽頭結膜熱 |
0.30 |
0.36 |
−0.06 |
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5位 |
突発性発しん |
0.82 |
0.82 |
±0 |
10位 |
マイコプラズマ肺炎 |
0.21 |
0.07 |
+0.14 |
検査情報(県立健康環境科学研究センター)
アデノウイルス3型が咽頭結膜熱患者11名(1〜11才、男児8名、女児3名)、滲出性扁桃炎患者2名(0〜8才、男児2名)の咽頭ぬぐい液から、アデノウイルス2型が滲出性扁桃炎患者 3名(1〜4才、男児2名、女児1名)の咽頭ぬぐい液から、それぞれ検出されています。
定点把握感染症等全国の概況 (第33週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
インフルエンザの定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い状態が継続している。都道府県別では沖縄県(2.03)、鹿児島県(0.10)、茨城県(0.03)、三重県(0.03)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続して減少した。都道府県別では大分県(2.1)、静岡県(1.3)、高知県(1.2)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第22週以降、減少が続いている。都道府県別では大分県(0.97)、徳島県(0.96)、宮崎県(0.92)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第21週以降、減少が続いている。都道府県別では宮崎県(5.8)、福井県(5.8)、大分県(5.7)が多い。水痘の定点当たり報告数は第29週以降、減少が続いている。都道府県別では山梨県(1.00)、佐賀県(0.91)、新潟県(0.84)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第28週以降、減少が続いている。都道府県別では新潟県(3.6)、鳥取県(3.5)、岡山県(3.5)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は第28週以降、減少が続いている。都道府県別では青森県(0.52)、福島県(0.48)、福岡県(0.43)が多い。百日咳の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では福岡県(0.07)、和歌山県(0.06)、長崎県(0.05)が多い。風しんの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では東京都(0.03)、千葉県(0.02)、兵庫県(0.02)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第28週以降、減少が続いている。都道府県別では新潟県(4.2)、宮崎県(3.7)、青森県(3.5)が多い。麻しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では鳥取県(0.05)、秋田県(0.03)、和歌山県(0.03)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では沖縄県(3.4)、石川県(3.2)、茨城県(2.5)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて35都道府県から28例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下の報告数が全体の約64%を占めている。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続して増加し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では山口県(1.8)、石川県(1.6)、青森県(1.0)、福島県(1.0)、岡山県(1.0)が多い。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます