| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成17年) |
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平成17年5月12日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
平成17年4月1日より政令市を除く県下の健康福祉事務所(保健所)の再編があり、結核・感染症対策に従事する事務所が従来の25事務所から13事務所になりました。定点医療機関の数や配置に変更はありません。事務所の再編については http://web.pref.hyogo.jp/singyou/kenminkyoku/saihenitiran.htm をご覧ください。
平成17年第18週(5月2日〜5月8日)コメント
全数把握感染症(県内第18週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:報告はありません。
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症(福崎健康福祉事務所管内) O157 VT1+VT2+
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:アメーバ赤痢 1名(豊岡健康福祉事務所管内)
レジオネラ症 1名(神戸市)
定点把握感染症等の概況(県内第18週)
今週はGWの影響か多くの疾患で定点あたり患者数が減少しています。
インフルエンザは定点から189名(先週421名)の患者報告があり、定点あたり患者数は0.96人(先週2.15人)となっています。
全国的には、依然9道県で定点当たり患者数が警報基準を超えている地域があります。(第17週)。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (国立感染症研究所感染症情報センター)
先週定点あたり患者数が急増したA群溶血性レンサ球菌咽頭炎、咽頭結膜熱は今週減少しましたが、GW明けの来週以降再度急増することも考えられます。咽頭結膜熱は別名プール熱とも言われ、ウイルスに汚染されたプールの水を介して感染することもあります。うがい、手洗い、水泳前後のシャワーなど大切です。今後夏型感染症である手足口病、ヘルパンギーナも増加してくると思われます。流行性耳下腺炎は例年より少なめで推移していますが、徐々に増加しています。
暑い日が多くなり、腸管出血性大腸菌感染症や食中毒も増えてくる季節です。食事前やトイレ後の手洗いを十分に行い、できるだけ加熱調理したものを食べる、室温に放置しないなど注意してください。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第18週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
5.61 |
7.97 |
−2.36 |
6位 |
突発性発疹 |
0.59 |
0.77 |
−0.18 |
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2位 |
水痘 |
1.75 |
1.87 |
−0.12 |
7位 |
流行性角結膜炎 |
0.49 |
0.74 |
−0.25 |
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3位 |
インフルエンザ |
0.96 |
2.15 |
−1.19 |
8位 |
咽頭結膜熱 |
0.30 |
0.66 |
−0.36 |
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4位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.84 |
1.24 |
−0.40 |
9位 |
伝染性紅斑 |
0.14 |
0.16 |
−0.02 |
|
5位 |
流行性耳下腺炎 |
0.70 |
0.58 |
+0.12 |
10位 |
ヘルパンギーナ |
0.11 |
0.15 |
−0.04 |
検査情報(兵庫県立健康環境科学研究センター)
扁桃炎・腎炎を併発している患者1名(4歳女児)の咽頭ぬぐい液から単純ヘルペスウイルス1型が検出されました。
定点把握感染症等全国の概況 (第15週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)(先週と同じ)
インフルエンザの定点当たり報告数はさらに減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い状態は継続している。都道府県別では秋田県(18.3)、沖縄県(12.0)、北海道(9.6)、鳥取県(9.5)、福井県(8.8)が多い。秋田県では前週と横ばいであり、北海道、鳥取県では前週よりも増加している。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では岐阜県(0.68)、宮崎県(0.50)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では北海道(3.1)、山形県(2.8)、富山県(2.6)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(16.4)、福井県(15.5)、鳥取県(12.4)、大分県(10.9)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では沖縄県(4.8)、大分県(2.9)、宮崎県(2.8)が多いが、特に沖縄県では第4週以降、全国で最も高い値が続いている。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では佐賀県(0.87)、高知県(0.84)が多い。百日咳の定点当たり報告数は微増した。都道府県別では福井県(0.18)、沖縄県(0.06)が多い。風しんの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では徳島県(0.04)、鹿児島県(0.04)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は第12週以降増加が続いており、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では愛媛県(1.16)、高知県(0.90)、佐賀県(0.52)が多い。麻しんの定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では鹿児島県(0.02)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は微増した。都道府県別では福井県(3.6)、福岡県(2.2)、熊本県(2.2)が多い。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて31都道府県から34例の報告があり、報告数は減少した。年齢別では、1歳以下が全体の59%である。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では岡山県(3.0)、山口県(1.67)、石川県(1.20)、群馬県(1.20)が多い。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます