| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成17年) |
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平成17年3月10日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
今冬のインフルエンザ総合対策が厚生労働省から発表されました。<栄養、睡眠、予防接種で三位一体。インフルエンザ予防>を標語に掲げています。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html
平成17年第9週(2月28日〜3月6日)コメント
全数把握感染症(県内第9週)
1類感染症: 報告はありません。
2類感染症: 報告はありません。
3類感染症: 報告はありません。
4類感染症: オウム病 2名(神戸市)(第8週)
5類感染症: アメーバ赤痢 1名(西宮市)(第9週)
梅毒 1名(神戸市)(第8週)
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オウム病は今年になって県内ですでに4例報告がありました(例年の年間報告数0〜3例)。全国的にも報告が多い傾向にあります。(上図でH14(水色線)は島根県の鳥類公園で集団感染があった年のものです。また、グラフはその時々の速報値に基づくものなので、部分的に右下がりになることがあります。)
インフルエンザ情報(県内第9週)
県内の定点からは10,195名(先週9,664名)、定点あたり患者数52.02人(先週49.31人)の報告となって依然増加していますが、増加の程度は鈍化しました。定点当たり患者数は過去5年間で最高となっています。県内では赤穂、豊岡、篠山、洲本健康福祉事務所管内で定点あたり患者数が注意報基準値を超え、その他すべての健康福祉事務所管内で定点あたり患者数が警報基準値を超えています。兵庫県全域で流行が大きくなっています。学級閉鎖等の報告は今週216校(先週217校)、累計で699校(昨年同期504校)となっています(3月9日記者発表資料)。うがい、手洗いの励行、十分な睡眠やバランスのとれた食事をとる、混雑する場所への外出は控える、早めの受診を心がけるなどの注意が必要です。
全国的には、すべての都道府県で定点当たり患者数が警報基準を超えています。(第8週)。
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html (国立感染症研究所感染症情報センター)
沖縄県を除く全国の都道府県からから累計7,637校の学級閉鎖等が報告されています(3月4日現在)。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl04_05-16.pdf (国立感染症研究所感染症情報センター)
ウイルス分離は、AH1(Aソ連型)が110例、AH3(A香港型)が602例、B型が1,006例報告されています(3月4日現在)。県内ではAH1が1例、AH3が51例(神戸市39例含む)とB型が98例(神戸市83例含む)分離されています(3月7日現在県情報センター把握分)。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/inti3j.gif (国立感染症研究所感染症情報センター)
定点把握感染症等の概況(県内第8週)
今週はインフルエンザを除いた多くの疾患で定点当たり患者数が減少しています。咽頭結膜熱の定点当たり患者数は横ばい状態です。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第9週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
インフルエンザ |
52.02 |
49.31 |
+2.71 |
6位 |
流行性耳下腺炎 |
0.50 |
0.51 |
−0.01 |
|
2位 |
感染性胃腸炎 |
7.68 |
7.93 |
−0.25 |
7位 |
流行性角結膜炎 |
0.29 |
0.57 |
−0.28 |
|
3位 |
水痘 |
2.11 |
2.21 |
−0.10 |
8位 |
伝染性紅斑 |
0.20 |
0.27 |
−0.07 |
|
4位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.98 |
1.12 |
−0.14 |
9位 |
咽頭結膜熱 |
0.16 |
0.15 |
+0.01 |
|
5位 |
突発性発しん |
0.51 |
0.63 |
−0.12 |
10位 |
手足口病 |
0.08 |
0.15 |
−0.07 |
|
マイコプラズマ肺炎 |
0.08 |
0.33 |
−0.25 |
定点把握感染症等全国の概況 (第7週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
インフルエンザの定点当たり報告数は第3週以降、大幅な増加が続いており、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では宮崎県(76.5)、佐賀県(69.3)、愛知県(59.5)、埼玉県(57.8)、千葉県(56.8)、三重県(54.6)、神奈川県(52.8)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は微増し、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では福井県(1.00)、熊本県(0.71)、北海道(0.47)、新潟県(0.47)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では富山県(3.9)、石川県(3.5)、高知県(3.3)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では福井県(20.0)、宮崎県(15.7)、大分県(14.0)が多い。水痘の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では沖縄県(8.0)、宮崎県(4.5)、鹿児島県(3.4)、長野県(3.4)が多い。手足口病の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では佐賀県(0.57)、富山県(0.48)、島根県(0.48)が多い。百日咳の定点当たり報告数は低値が続いている。都道府県別では沖縄県(0.06)、奈良県(0.03)、宮崎県(0.03)が多い。風しんの定点当たり報告数は低値が続いていたが、第7週は微増した。都道府県別では沖縄県(0.06)、島根県(0.04)、徳島県(0.04)、鹿児島県(0.04)が多い。麻しんの定点当たり報告数は微減した。都道府県別では和歌山県(0.06)、広島県(0.03)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では福井県(7.4)、佐賀県(3.3)、熊本県(2.9)が多いが、福井県では2004年の第42週以降、高値が続いている。RSウイルス感染症は、ゼロ報告を含めて38都道府県から128例の報告があり、報告数は横ばいであった。年齢別では、1歳以下が全体の71%である。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。過去5年間の同時期と比較してかなり多く、都道府県別では岡山県(2.40)、佐賀県(1.00)、山形県(0.90)が多い。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます