| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成16年) |
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平成16年12月24日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
今冬のインフルエンザ総合対策が厚生労働省から発表されました。<栄養、睡眠、予防接種で三位一体。インフルエンザ予防>を標語に掲げています。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html
平成16年第51週(12月13日〜12月19日)コメント
全数把握感染症(県内第51週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:報告はありません。
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 4名
O157 VT1+,VT2+(神戸市 2名、尼崎市 1名、明石健康福祉事務所管内 1名)
4類感染症:デング熱 1名(神戸市)(海外渡航者)
5類感染症:ウイルス性肝炎(B型) 1名(宝塚健康福祉事務所管内)(51週)
梅毒 3名
早期顕症U期 2名(姫路市)(51週、50週 各1名)
先天梅毒 1名(姫路市)(49週)
インフルエンザ情報(県内第51週)
県内の定点から今週25名、定点あたり患者数0.13人の患者発生報告がありました。学級閉鎖については、神戸地域で1校の報告があり、累計5校となっています。今シーズンは学級閉鎖やウイルス分離の報告が早い傾向にあります。インフルエンザは流行の立ち上がりが一般に急激なので注意が必要です。うがい、手洗いの励行、十分な睡眠やバランスのとれた食事をとる、混雑する場所への外出は控える、早めの受診を心がけるなどの注意が必要です。
全国的には宮城、岐阜の両県で注意報がでています(第50週)。北海道、群馬、千葉、東京、神奈川、滋賀、京都、大阪、兵庫、岡山の都道府県から累計38校の学級閉鎖等が報告されています(12月17日現在)。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl04_05-07.pdf
ウイルス分離は、AH1(Aソ連型)が16例、AH3(A香港型)が27例、B型が14例報告されています(12月17日現在)。県内ではAH3(神戸市)とB型が分離されています。
http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/inti3j.gif
国立感染症研究所感染症情報センターのホームページにインフルエンザ流行レベルマップが公開されています。 http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/inf-keiho/index.html
定点把握感染症等の概況(県内第51週)
感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数が増加しています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は、過去5年間の同時期では最高となっています。水痘の定点あたり患者数は例年より少なめに推移しています。咽頭結膜熱の定点あたり患者数は今週大幅に増加し、過去5年間の同時期では最高となっています。RSウイルス感染症の定点あたり患者数も急増しました。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第51週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
16.73 |
14.66 |
2.07 |
6位 |
突発性発疹 |
0.63 |
0.64 |
-0.01 |
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2位 |
水痘 |
1.95 |
1.28 |
0.67 |
7位 |
咽頭結膜熱 |
0.55 |
0.21 |
0.34 |
|
3位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
1.60 |
1.49 |
0.11 |
8位 |
伝染性紅斑 |
0.37 |
0.25 |
0.12 |
|
4位 |
流行性耳下腺炎 |
0.69 |
0.80 |
-0.11 |
9位 |
RSウイルス感染症 |
0.30 |
0.07 |
0.23 |
|
5位 |
流行性角結膜炎 |
0.69 |
0.63 |
0.06 |
10位 |
手足口病 |
0.28 |
0.29 |
-0.01 |
検査情報(県立健康環境科学研究センター)
滲出性扁桃炎の患者(0〜5歳)からアデノウイルス2型が2例、アデノウイルス3型が1例、アデノウイルス5型が1例、アデノウイルス(型別中)が1例、エンテロウイルス(型別中)が1例検出されました。
定点把握感染症等全国の概況 (第49週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
インフルエンザの報告数は引き続き増加しているが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)との比較では低いレベルを維持している。都道府県別では群馬県(0.7)、千葉県(0.6)、岡山県(0.6)が多く、特に群馬県は前週よりも10倍以上の増加を示している。宮城県(0.7)からの報告については修正される予定である。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、第29週に過去10年間で最高の定点当たり報告数を記録した後は減少に転じ、前年と同様に第42週に最低値となり、その後は緩やかな増加が続いている。都道府県別では北海道(1.0)、佐賀県(0.7)、山口県(0.7)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第35週以降は増加傾向にあり、第48週は微減したものの、第49週は再び増加した。都道府県別では、山形県(3.4)、福岡県(3.1)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は過去5年間の同時期との比較では少ないが、第48週よりも1.5倍と増加の速度は速まっている。都道府県別では福岡県(17.9)が最も多く、次いで山形県(13.7)、大分県(13.6)、新潟県(13.6)の順となっている。水痘の定点当たり報告数は、第42週からの増加が第49週も継続している。都道府県別では和歌山県(4.5)、宮崎県(4.5)、福井県(3.8)が多い。また、年齢では6歳以下が全体の90%以上を占めている。手足口病の定点当たり報告数は第29週まで緩やかに増加した後、微減あるいは横ばい状態が続いている。都道府県別では石川県(2.8)、宮崎県(2.7)が多い。百日咳の定点当たり報告数は第44週から増加傾向にあり、第49週には過去5年間の同時期と比較して最多となった。都道府県別では島根県(0.3)、福井県(0.2)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加し、2004年では最多となった。2001年の流行のために、過去5年間の当該週と比較すると特別多いとはいえないが、2002年以降では最も多い。年齢では4歳児、5歳児の発症が多く、都道府県別では福井県(5.0)、佐賀県(4.0)が多い。RSウイルス感染症の総報告数は、42都道府県から789例の報告があり、第48週の506例と比べて大きく増加した。第46週以降、報告数の増加速度は大きくなっている。都道府県別では、大阪府(95例)、福島県(85例)からの報告が多い。マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は第46週に2004年の最高値を記録したが、その後も過去5年間の同時期と比較してやや多い状態が続いている。都道府県別では岡山県(2.8)、山口県(1.7)が多い。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます