| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成16年) |
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平成16年11月18日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
今冬のインフルエンザ総合対策が厚生労働省から発表されました。<栄養、睡眠、予防接種で三位一体。インフルエンザ予防>を標語に掲げています。詳しくは厚生労働省のホームページをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/0111/h1112-1.html
平成16年第46週(11月8日〜11月14日)コメント
全数把握感染症(県内第46週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:細菌性赤痢 1名(尼崎市)(海外渡航者)
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 8名
O157 VT1+,VT2+ 1名(神戸市)
O157 VT+ 6名(加古川健康福祉事務所管内)
O26 VT1+ 1名(三木健康福祉事務所管内)
4類感染症:マラリア 1名(神戸市)(海外渡航者)
5類感染症:報告はありません。
インフルエンザ情報
県内の定点から今週8名の患者発生報告がありましたが、まだ流行が始まっている状況ではありません。全国的にみても注意報・警報のでている都道府県はありません。11月6日までに大阪で2校の学級閉鎖が報告されています。http://idsc.nih.go.jp/idwr/kanja/infreport/infl04_05-02.pdf
ウイルス分離・検出については、東京、愛知、大阪の都府県からA/香港型が13例報告されています(11月12日現在) http://idsc.nih.go.jp/iasr/prompt/graph/inti3j.gif
定点把握感染症等の概況(県内第46週)
腸管出血性大腸菌感染症は今週8名の報告がありました。加古川健康福祉事務所管内の6名は先週報告した患者と同一保育所内での発生となっています。例年11月頃は意外とこの疾病が多い時期となっています。衛生管理には十分注意し、食事前やトイレ後の手洗い、飲食は加熱調理したものを食べ、加熱前の肉などと接触させないなどの注意が必要です。また、調理前や調理後の食品は室温に長時間放置せず、調理したものはなるべく早く食べるようにしましょう。
感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、水痘の定点あたり患者数が増加してきました。これらの疾患は、これから年末のピークに向かってさらに患者数が増加してくるものと予想されます。咽頭結膜熱の定点あたり患者数は増減を繰り返しています。例年の同時期と比較するとやや多い状態となっています。
風しんについては、県内では患者数の少ない状態が続いていますが、妊娠初期に罹患すると先天性風しん症候群の赤ちゃんが生まれる可能性があるので注意が必要です。厚生労働省ホームページや兵庫県健康生活部疾病対策課のホームページをご覧ください。「風疹流行および先天性風疹症候群の発生抑制に関する緊急提言」も出されています。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/04/tp0428-1.html
http://web.pref.hyogo.jp/sippei/fuushin.htm
スギヒラタケによると思われる脳炎・脳症が東北・北陸地方で多発しています。医療機関につきましては、疑わしい患者の届出及び検体の添付に関して厚生労働省から指示(11/9付け)が出されていますのでご留意ください。
定点あたり患者数の上位10位の疾病(県内第46週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
5.51 |
4.56 |
+0.95 |
6位 |
突発性発疹 |
0.64 |
0.81 |
−0.17 |
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2位 |
流行性耳下腺炎 |
0.85 |
0.74 |
+0.11 |
7位 |
手足口病 |
0.29 |
0.38 |
−0.09 |
|
3位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
0.73 |
0.63 |
+0.10 |
8位 |
伝染性紅斑 |
0.23 |
0.11 |
+0.12 |
|
4位 |
水痘 |
0.71 |
0.62 |
+0.09 |
9位 |
マイコプラズマ肺炎 |
0.17 |
0.08 |
+0.09 |
|
流行性角結膜炎 |
0.71 |
0.74 |
−0.03 |
10位 |
咽頭結膜熱 |
0.16 |
0.13 |
+0.03 |
定点把握感染症等全国の概況 (第44週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は第25週に過去10年間の全ての週と比較して最高値となった後、第29週まで最高値を更新し続けた。その後、第40週の微増を除き、減少を続けたが、第43週から再び微増している。過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多く、都道府県別では福井県(0.8)、徳島県(0.6)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は第23週から減少し続けた後、第35週からは増加傾向が認められ、第44週も増加した。都道府県別では秋田県(2.0)、山形県(1.9)、大分県(1.9)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は第12週から減少傾向が続いた後、第31週からはほぼ横ばいで推移したが、第43週から微増している。都道府県別では鳥取県(7.1)、福井県(6.9)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第20週から第29週まで緩やかに増加した後、第32週までほぼ横ばいで推移した。第33週に微減したが、その後再びほぼ横ばいで推移している。過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県別では宮崎県(7.1)、福井県(3.5)、鹿児島県(3.5)が多い。風しんの定点当たり報告数は前週とほとんど同値で、都道府県別では12都道府県から報告があったが、いずれも0.1未満であった。麻しんの定点当たり報告数は前週とほとんど同値で、第1週から継続して、過去10年間の当該週と比較して最低値を示している。5都道府県から報告があったが、定点当たり報告数はいずれも0.1未満であった。RSウイルス感染症はゼロ報告を含めて37都道府県から報告がなされ、報告数は合計149例であった。
目で見る動向(県内)
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また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます