| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成16年) |
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平成16年5月7日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
平成16年第18週(4月26日〜5月2日)コメント
全数把握感染症(県内第18週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:報告はありません。
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 2名(姫路市 O157 VT2+、O26 VT1+)
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:クロイツフェルト・ヤコブ病(孤発性CJD) 1名(西宮市)
定点把握感染症等の概況(県内第18週)
腸管出血性大腸菌感染症の患者が今週2名報告されています。
3月下旬から岡山県、石川県および福井県で散発的に発生した事例の菌の遺伝子型において、パターンの一致が認められており、少なくともこれらの地域において共通の食品・食材による感染の可能性も疑われ、現在調査が進められています(IDWR第16週)。
今後暑い日が多くなり、腸管出血性大腸菌感染症をはじめ食中毒も多くなってきます。感染防止のためには、食事前やトイレ後の手洗い、飲食は加熱調理したものを食べ、加熱前の肉などと接触させないなどの注意が必要です。
流行性角結膜炎の患者数は尼崎市で多い状態が続いています。接触感染するので、眼分泌液をティッシュペーパーなどで除去し、直接手で触れない、手洗いを励行する、洗面器・タオルを共有しないなどの注意が必要です。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は今週も増加して、例年より多い状態となっています。伝染性紅斑の定点あたり患者数は今週減少しましたが、依然高めの状態です。咽頭結膜熱の定点あたり患者数は、増減しながらやや多い目に推移しています。麻しんの患者数は今週は減少しています。今後夏型感染症であるヘルパンギーナ、手足口病も増加してくると考えられます。
定点当り患者数の上位10位の疾病(県内第18週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
6.43 |
8.58 |
−2.15 |
6位 |
手足口病 |
0.66 |
0.42 |
+0.24 |
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2位 |
水痘 |
1.81 |
1.89 |
−0.08 |
7位 |
突発性発疹 |
0.56 |
0.85 |
−0.29 |
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3位 |
流行性角結膜炎 |
1.40 |
1.26 |
+0.14 |
8位 |
伝染性紅斑 |
0.41 |
0.57 |
−0.16 |
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4位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
1.25 |
1.16 |
+0.09 |
9位 |
咽頭結膜熱 |
0.31 |
0.25 |
+0.06 |
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5位 |
流行性耳下腺炎 |
1.18 |
0.98 |
+0.20 |
10位 |
ヘルパンギーナ |
0.21 |
0.19 |
+0.02 |
定点把握感染症等全国の概況 (第16週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多く、都道府県別では宮崎県(1.4)、富山県(1.1)、徳島県(1.0)、鳥取県(1.0)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第11週に過去10年間で最高の値となった後減少し続けていたが、第16週は増加した。過去5年間の同時期と比較してかなり多く、都道府県別では新潟県(4.8)、山形県(3.7)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多く、都道府県別では福井県(24.5)、宮崎県(16.3)、石川県(15.7)、富山県(15.4)、鳥取県(15.4)が多い。手足口病の定点当たり報告数は微増し、都道府県別では、沖縄県(0.6)、石川県(0.3)、兵庫県(0.3)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は第9週から緩やかに増加しており、第16週も増加した。都道府県別では新潟県(1.2)、千葉県(1.1)が多い。風しんの定点当たり報告数は増加し、過去5年間の同時期と比較してかなり多く、都道府県別では群馬県(0.5)、大分県(0.5)、鹿児島県(0.4)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は微増し、都道府県別では和歌山県(0.6)、熊本県(0.6)、愛媛県(0.4)が多い。RSウイルス感染症の報告数は、32都道府県から合計50例であった。
目で見る動向(県内)
また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます