| 兵庫県感染症発生動向調査週報(平成16年) |
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平成16年4月30日 兵庫県感染症情報センタ−発行 |
| この週報は感染症発生動向調査の患者情報について、速報性を重視して発行するものです。そのため、患者数は確定した値ではありません。場合によっては集計されない保健所(健康福祉事務所)があることや、国からの還元情報の値と異なることがありますがご了承ください。 |
平成16年第17週(4月19日〜4月25日)コメント
全数把握感染症(県内第17週)
1類感染症:報告はありません。
2類感染症:報告はありません。
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 2名
(三木健康福祉事務所管内 1名 O157 VT+、福崎健康福祉事務所管内 1名 O111 VT1+,VT2+)
4類感染症:報告はありません。
5類感染症:アメーバ赤痢 1名(姫路市)
定点把握感染症等の概況(県内第17週)
腸管出血性大腸菌感染症の患者が今週2名報告されています。
4月に入って香川、岡山、福井、石川の各県で腸管出血性大腸菌感染症の患者数の増加が報告されていましたが、そのうち香川を除く3県のO157感染患者から分離された菌株を国立感染症研究所で検査したところDNAパターンの一致がみられたとのことです。兵庫県内の感染者のDNAパターンについては現在検査中です。
今後暑い日が多くなり、腸管出血性大腸菌感染症はじめ食中毒も多くなってきます。感染防止のためには、食事前やトイレ後の手洗い、飲食は加熱調理したものを食べ、加熱前の肉などと接触させないなどの注意が必要です。
流行性角結膜炎の患者数は尼崎市で多い状態が続いています。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点あたり患者数は今週も微増して、例年より多い状態となっています。伝染性紅斑の定点あたり患者数が今週急増しています。阪神地域、神戸市、姫路市及び淡路地域を中心に患者数が多くなっています。咽頭結膜熱は、増減しながらこの時期としてはやや多い目に推移しています。麻しんは依然として東・北播磨地域からの報告が続いています。今後夏型感染症であるヘルパンギーナ、手足口病も増加してくると考えられます。
定点当り患者数の上位10位の疾病(県内第17週)
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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疾病名 |
定点当たり患者数 |
先週 |
先週からの増減 |
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1位 |
感染性胃腸炎 |
8.37 |
9.07 |
−0.70 |
6位 |
突発性発疹 |
0.84 |
0.91 |
−0.07 |
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2位 |
水痘 |
1.89 |
2.05 |
−0.16 |
7位 |
伝染性紅斑 |
0.57 |
0.41 |
+0.16 |
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3位 |
流行性角結膜炎 |
1.26 |
1.14 |
+0.12 |
8位 |
手足口病 |
0.42 |
0.27 |
+0.15 |
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4位 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 |
1.16 |
1.11 |
+0.05 |
9位 |
咽頭結膜熱 |
0.25 |
0.24 |
+0.01 |
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5位 |
流行性耳下腺炎 |
0.98 |
1.25 |
−0.27 |
10位 |
ヘルパンギーナ |
0.19 |
0.14 |
+0.05 |
定点把握感染症等全国の概況 (第15週 国立感染症研究所の週報IDWRから部分的に引用)
インフルエンザの定点当たり報告数は第5週をピークに減少し、第15週も減少した。都道府県別では長崎県(1.5)、大分県(1.5)が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多く、都道府県別では宮崎県(1.6)、富山県(0.8)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は、第11週に過去10年間で最高の値となった後減少し、第15週も減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では富山県(4.1)、新潟県(3.4)、宮城県(3.2)、福井県(3.1)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多く、都道府県別では福井県(18.9)、広島県(13.5)、石川県(12.4)、富山県(12.1)が多い。水痘の定点当たり報告数は第2週に過去10年間で最高の値となった後減少し、第5週からはほぼ横ばいで推移している。都道府県別では宮崎県(5.0)、愛媛県(3.8)、鹿児島県(3.8)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は第9週から緩やかに増加しており、第15週も微増した。都道府県別では新潟県(1.1)、石川県(1.0)が多い。風しんの定点当たり報告数は前週と同値で、過去5年間の同時期と比較してかなり多く、都道府県別では群馬県(0.6)、大分県(0.4)、栃木県(0.3)が多い。RSウイルス感染症の報告数は30都道府県から合計62例であった。
目で見る動向(県内)
また、http://idsc.nih.go.jp/index-j.htmlから国立感染症研究所感染症情報センターの週報(IDWR)がダウンロードできます